2008年。
今年は、5月に『アフリカ開発会議』という会議がここ日本の横浜で開かれる、とあって、
日本の関心が少なからず、アフリカに向くことが確実な年となっています。
(アフリカ開発会議に関しては、こちら ↓)
http://www.undp.or.jp/ticad/what_is.html

ということで、今日はアフリカ関係の方をお招きしました。
「粘土団子でアフリカに緑を!」という活動をされていらっしゃいます、
ケニアの粘土団子プロジェクト、榎田竜路さんです!


(編集長に「プロレスラー」と言わしめた、その肉体美・・・!
肩幅と胸板の厚みは、半端じゃありません!!)

今、アフリカで大きな問題になっているのが、砂漠化。
環境問題の中でも、大きな問題のひとつです。
その問題を、ひょっとすると解決できるかもしれない、というこの粘土団子、
一体どんなものなんでしょうか?

「粘土団子は、言葉の通り粘土で出来たお団子なんですが、
粘土と水を混ぜ、その中に、その土地で取れる植物の種を100種類ほど入れるんです。
それを丸めて、小さなお団子にします。すると、1つのお団子に2〜3粒の入りますよね。
それを大地にまいていくわけです。種は、粘土のおかげで乾燥から守られ、
鳥や虫に食べられてしまうこともなく、芽を出す、というわけです。」

なるほど!それを粘土団子って言うんですね?
でも、そんなに簡単に芽が出るものなんでしょうか?

「出ますねー。特にケニアなんかは、土のチカラも強いし日差しもあるし、
ホントにすぐ芽吹きます。
そしてこの粘土団子の優れているところは、その土地にあった植物のみが芽を出すので、
芽吹いた植物は、基本的にスクスクと、よく育つんです。」

へぇーっ!すごく優秀じゃないですかっ!
でも、ケニアの砂漠化に追いつくくらい、育ってくれるんでしょうか?

「今ケニアでは、この10年で国土の森林率が15%から1.7%に激減しています。
これは、日本の九州より一回り大きいくらいの面積が、すでに砂漠化して草一本生えていない、
ということなんです。つまり、その面積分を緑化しなくちゃいけないから、かなり大きいですよね。」

それは相当広大な面積ですね。。。
結局、砂漠化が進むと土地が水分を蓄えられなくなり、その結果、
より気温が上がってしまうんです。
でも、緑が少しでも増えれば、葉に覆われた大地が水分を取り戻し、
そこから植物が自生するチカラも生まれます。もちろん、動物も帰ってきます。

榎田さんたちにがんばってもらって、少しでもアフリカに緑が戻ってほしい。
そう心から願った、ハチドリ高柳だったのでした。

興味を持った方は、一度横浜アートプロジェクトのHPを覗いてみてくださいね!
http://www.yokohama-artproject.com/project/index.html