最近のハチドリ高柳がつくづく思うのは、環境問題って、
私たち市民と、行政と、そして企業の3者が、ともに取り組まなければ、
決してうまくいかないんだな、ってこと。
でも、その3つ目の企業が、最近とてもがんばっている、という話をよく耳にします。
ということで今日はスタジオに、企業の方をお招きしました。
東芝ソリューションの取締役 統括技師長の落合正雄さんです。


(優しい笑顔が印象的な落合さん。IT音痴の私にも、
とってもわかりやすく教えてくださいました♪ありがとうございました!!)

東芝ソリューションというのは、東芝グループ14社の中でも、
ITソリューション事業を一手に担う企業です。
でも、学生時代の通知表で、科学も化学も数学もみんな仲良く赤座布団に乗っかっていた、
理系能力ゼロのハチドリ高柳としては、もう「ITソリューション」からしてわかりません。
恥ずかしながらそうお伺いすると、落合さんは優しく教えてくださいました。

「まず、『IT』とは、『Information Technology』、つまり情報技術のこと、
そして『ソリューション』は『Solution=解決』のことですよね。
つまり、ITソリューションって言うのは、社会における様々な課題に対して、
その解決の一手段としてITを活用したり、もっと便利にしたりする、
ITによる解決方法のことなんです。」

な・なるほど。・・・・・で、ちなみに、具体的には・・・・・・?
テクノロジー音痴丸出しの高柳にも、嫌な顔ひとつせずに、
落合さんはわかりやすく説明してくださいます。

「例えばですね、今の物流って主にトラックでまかなわれてますよね。
毎日、たくさんのトラックが、ありとあらゆるルートで荷物を運んでいます。
そのルートを、『どのルートが一番効率的か』ということをITで徹底的に解明して、
コンピューター制御することによって、無駄のない効率的な走りが出来るわけです。
そうすれば、無駄にCO2を排出することもないですし、ガソリンも節約できます。」

おぉっ!それはスゴイ!!
今まで『Hummingbird』に来て下さったゲストの方は、どちらかというと、
「少し前の生活に戻りましょう。地球に優しい生活とは、そういうものです。」
とおっしゃる方が多かったのですが、ひょっとすると、
ハイテクはエコをも実現するのかも?と、ちょっぴり新しい見方を勉強してしまいました。

加速度的に便利な世の中になった今の日本。
コンビニに常に新しいお弁当が届いているのも、
やっぱりトラックによる物流が発達したから。
「ちょっと前の生活に戻る」ということは、今なら常に手に入るお弁当が、
毎日、朝にしか手に入らなくなることなのかもしれません。
それって、やっぱり多くの人にとって、難しいことなのかな・・・。

だけどそれが、ITによってソリューション=解決してもらえるんだったら、
私たちは、便利さとエコを、どちらも手に入れることが出来るのかもしれません。
ホントに、新しい可能性を秘めた今日のITのお話、とっても勉強になってしまいました。
地球のためになるのなら、こういったテクノロジーを使っていくのも、
一つの手なのかもしれません。
なんとなく、一筋の光が見えたような気がした、ハチドリ高柳だったのでした。