お花見の季節、ついつい外で宴会なんかあると、飲みすぎちゃったりしますよね。
でもそんな時でも、朝起きたらちゃんと自分のベッドで寝てた、なんてこと、ありませんか?
それって、どういうメカニズムなんでしょうか?
今日はそんな不思議に答えてくださる方をお迎えしました。
日本大学総合科学研究所教授でいらっしゃいます、泰羅雅登先生です!


(ご自身もとってもお酒が大好き♪という泰羅先生、ということで、
みんな、何かしらの飲み物を持ったフリして、杯(?)、ポーズ!)

先生は、『記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?』という、
なんともハチドリ高柳の心をひきつけてやまない、ご本を出版されました。
では、ずばり!なぜ、記憶がなくなるまで飲んでも、家にたどり着けるんですか?

「それはね、脳の中にある『ナビゲーションニューロン』という神経細胞があるからなんです。
人間の脳って言うのは、ある程度「習慣化」したことを記憶していて、
飲みすぎちゃってわけわからなくなっちゃっても、その神経細胞がカーナビのようにしっかり働いて、
家までご主人を導いてくれるって言うわけなんです。」

えーーーーーーーーっ!すごい!!
実はハチドリ高柳も、飲みすぎるとすぐに記憶をなくすたち。(←女性失格、との呼び声高し。)
それで、編集長にも何度ご迷惑をおかけしたことか・・・。
だけど、朝起きると必ず、キチンと着替えてベッドで寝ていて、
着ていたものはクロゼットにかかってたりまでするんです。
記憶なんて、一ミリもないんですけど。。。

「それはね、記憶なんて作られてないからなんですよ。
飲みすぎると、脳の海馬ってとこがダメージ受けちゃうんですね。
でもそこが、記憶を構築している器官なんです。
だから、みんなよく『記憶をなくす』っていいますけど、構築された記憶を忘れちゃうんじゃなくて、
そもそも、記憶自体が構築されてないんです。だから覚えているわけ、ないんですよね。」

なるほどーっ。確かに、どーーーーーーうやっても思い出せないことって、よくあります。
なるほどね。記憶そのものが、作られてなかったのかぁ。

ということで、妙に納得してしまったハチドリ高柳。
『ナビゲーションニューロン』さえあれば、
どんなに飲みすぎてもお家にたどり着けるのか、と、ホクホク♪
だけど泰羅先生は最後にひと言。

「あ、でも、「習慣化」されたところから一歩でも外に出ちゃうと、
後はもう、脳の細胞ではどうにもならないですからね。知らない駅のホームで寝ちゃってたり、
山手線何周もしちゃう、なんて人は、一度自分の習慣をはみ出しちゃった人ですから、
気をつけてください。」

・・・・・・・・・・はい。
お花見や歓送迎会などで、何かとお酒を飲む機会が増えるこの時期。
自分に合う適量を守って、楽しくお酒とお付き合いしたいですよね。
さ、今度はいつ、飲みに行こうかな・・・♪(←懲りてない)