今日はホントに北風が冷たくて、寒かったですね!
そんな渋谷のスペイン坂スタジオにお迎えしたのは、
作家・写真家・GEN評議委員など、さまざまな肩書きをお持ちの、
フランス人、マルチ・ミューラーさん!
初の外国の方のゲストに、ちょっとドキドキのハチドリ高柳でした。
マルチさんは、インドにある『エコビレッジ』と呼ばれるコミュニティーと、
パリを行き来する生活をしていらっしゃいます。
『エコビレッジ』とは、ある一定の地域の中で、そこに住む人々が、
自給自足だったり、電力も自家発電だったり、ゴミをリサイクルしたり、
そんな「Sustainable=持続可能」な生活をしているコミュニティーのこと。
そんな生活をしていれば、地球環境をちっとも脅かさない、という、
夢のような生き方なのです。
実は今、世界にはすでにそんな村が15000もあるのだそう。
人々は助け合い、家族と過ごす時間を十分にとり、日々の営みに満足した生活を続けています。
翻って考えてみると、私たちの毎日の暮らしって、いつもあくせく、
「時間がない!」って思いながら過ごしていませんか?
でも昔は日本も、稲を育て野菜を収穫しながら、自然のリズムでゆったりと、豊かな生活をしていたはず。
しかもそれって、そんなに何百年も前のことではないはずなんですよね。
ちなみに、私が青年海外協力隊で派遣されていたコスラエ島は、
いまだに、まさにそんな昔ながらの生活をしている島。
私も、3ヶ月前まではそこで、朝日と共に波音で目覚め、仕事は3時で終わり。
家に帰って、家族と共におしゃべりをしながら外で火をたいてご飯を作り、日が暮れたら、
リビングでゴザひいてみんなで雑魚寝、っていう生活をしていたんですよね。
いつの間にか、そんなゆったりした生活を忘れてしまっていた自分に気づきました。
日本に暮らしていたら、もちろん毎日は忙しいんだけど、
その中でも、あえて無理やりにでも、「何もしない時間」を作ってみたり、
周りの人と協力して、何かをやってみる。
そんなことで、自分の中にちょっとした、余裕が生まれるのかもしれません。
マルチさんに、そんな大切なことを思い出させていただきました。
やっぱり神様って、必要なときに、必要な人に出会わせてくれるのかもしれませんね。
またも、素敵な出会いを感じてしまったハチドリ高柳でした。
忙しい毎日だからこそ、気持ちだけは、ゆっくりゆっくり、ね。