体感的に、この冬1番の寒さを感じてしまったハチドリ高柳が、
今日のスタジオにお迎えしたのは、女優の香椎由宇さん。
透けるような白い肌に、大きな瞳。
その目にじっと見つめられると、女性の私でさえどぎまぎしてしまうような、
そんな神秘的な雰囲気を漂わせていらっしゃいました。
でも、ガラス細工のようなそのたたずまいとは裏腹に、実際の香椎さんはとても行動的。
どうしてもどうしても行きたかったアフリカに、たまたまお仕事で行くことが出来て、
その魅力に心から魅かれている様子が、いまだにひしひしと伝わってきました。
テレビの企画で持ち上がったそのお仕事は、アフリカの、
南アフリカ・モザンビーク・ジンバブエにまたがる、『グレートリンポポ越境公園』に赴き、
アフリカの伝説の中で生き続ける幻のライオン、「ホワイトライオン」を探す、という旅。
野生ではもう絶滅してしまったのでは、と言われ続けていたホワイトライオンが、
実はまだ生息している、という情報を聞きつけ、
その地域では「平和をもたらす神の使い」といわれるホワイトライオンを追い求めます。
そして、ついに幻のホワイトライオンに遭遇!
目の前に姿を現した4頭のホワイトライオンの、その雪のようなあまりの白さに、
「あんなに白いなんて。。。」と、驚きを隠せなかったそうです。
このホワイトライオン、実は珍しさからか、サーカスなどで使われることもあり、
世界中の特定の地域では、繁殖・飼育などがなされています。
でも、野生では本当に見つけるのが難しい、
絶滅されたといわれていた、希少な希少な品種なのだそうです。

また、この『グレートリンポポ越境公園』は、3国にまたがる自然保護区。
今もまだ、野生動物たちが暮らすその自然の土地の上に、
国境のフェンスが張られている区間があります。
「すぐ目の前に、青々とした草があるのに、
フェンスがあるために食べに行けない動物たちがいるんです。」と、
香椎さんはそのフェンスを、実際にその目で見た衝撃を教えてくれました。
そう。確かに、地球上にフェンスなんかなかったはず。
人間が勝手に、地図の上に線を引いて国境を決め、そのラインにしたがって、
実際の土地の上にもフェンスを築いてしまっただけなのです。
そのエゴが、今アフリカの環境や生態系を大きく脅かしています。
それでも、そこに一筋の希望の光が!
今、グレートリンポポではこの自然保護区を、文字通り「越境」公園にするため、
南アとモザンピークの間に横たわる、350キロにも及ぶ国境フェンスを、
取り外す試みが進行しています。
また、生態系を壊さないよう、人の手を出来るだけ入れず、
「監視」することで、その生態系を「守る」体制がとられています。
1度手を入れてしまったら、もう戻せない。
野生生物の世界は、それくらい壊れやすいものなのです。

バッファローを食べたり、地元の小学生たちと触れ合ったり、
そんな「アフリカ満喫」の旅をなさってきた香椎さん。
「また帰りたい、と思ってしまう。」という言葉が印象的でした。
また、「私たち一人ひとりが出来ることって、どんなことだと思いますか?」という質問には、
「やっぱり、私もそうでしたけど、テレビとかで見ているうちは、
本当のことってわからないと思うんです。
一人でも多くの人に、実際にその場に行って、その目で見てきてほしいと思います」と、
目をきらきらさせて、力強くおっしゃってくださいました。
そう。きっとその目で本物のアフリカの大地を見たら、
きっとこの命たちを守らなければ、と、誰もが感じられるはず。
私にとっても、一生に一度は行ってみたかった土地だけど、
香椎さんにお目にかかって、お話を聞かせていただいて、
もう、絶対絶対絶対行かなくてはいけない、いや、行くんだ!と心に誓ってしまいました。
香椎さんも、またいつかきっとアフリカの大地を踏みしめることでしょう。
そのときにどんなことを感じるのか、ぜひまたお目にかかって聞いてみたいな、と思ってしまった、
ハチドリ高柳だったのでした。