気温は高めなのに意外と北風が強かった今日の東京のスタジオに、
遊びに来てくださったのは、D−51(ディーゴーイチ)のお二人、YUさんとYASUさん!!
スタジオに入っていただいたとたんに、なんだかちょっぴりあったかい、
南の島の風が吹き込んできたみたいに、すがすがしくてさわやかな男性たちでした。


YUさんは、那覇から車で20〜30分の宜野湾のご出身、
YASUさんは、那覇のご出身、「ばりばりのCITY BOY(ご本人談)」でいらっしゃいます。
(そう口走ったYASUさんは、YUさんから大爆笑されていらっしゃいましたが・・・。)
でも、お二人ともやっぱり海のそばで育った方たち。
沖縄にいた頃には、それほど「海が好き!」とか「海が見たい!」とは、
思われなかったんだそうです。
それもこれも、あまりに身近にありすぎて、その素晴らしさに気づいていなかったからかも、と。
今日発売になったアルバムに収録された、『forever friends』の歌詞にも、
「自転車に乗って砂浜を目指した」というくだりがありますが、
例えば、東京で生まれ育ったハチドリ高柳にとっては、海は決して、
「自転車では目指せない」ところ。
あるいは、トライアスロン並みのアスリートしか、自転車では目指せない場所です。
だから、そんな風にさらっと「自転車で目指す」風の歌詞が出てきちゃうこと自体が、
やっぱりとっても身近に海があったってことなんだろうな、と、うらやましくなってしまいました。
そう言うと、「でも、最近はその沖縄の海もちょっと汚れてきていて、
ゴミとかが問題になってるんですよ」と、YASUさん。
観光客の方が多い沖縄では、やはり「旅の恥はかき捨て」的なポイ捨てや、
旅の開放感にひたり、砂浜で花火を楽しんだ後の残骸などが、
海や砂浜を汚しているのだそうです。
「もちろん、地元の人も、ちょっと捨てちゃったりするんですけどね」と言いながらも、
お二人、意外な学生時代の話を披露してくださいました。
沖縄では、課外授業で「地域のゴミ拾い」があるのだとか。
それも、学校は1日まるまるつぶれて、1日中、ゴミ拾い。
それをやらされているとき、YUさんもYASUさんも、「うわ、めんどくせー!」と、
とてもとてもイヤだったんですって。(そのお話をするときのお二人の顔、ホントにイヤそうでした。)
でも、だからこそ逆に、「こんなにイヤなゴミ拾いをもうしないために、
もう、自分は絶対捨てるのはやめよう」と思われたのだとか。
それは結果的に、素晴らしい環境教育だったんだな、と思ってしまいました。


これから春休み、夏休みに向けて、沖縄旅行を計画される方も多いと思います。
「そんな方に、何かメッセージはありますか?」とうかがうと、
YASUさんは「やっぱり、青い海や白い砂浜など、
みんなが来たくなるような沖縄を、大切にしてほしい」、
YUさんは、「自分たちが癒されて帰ったあとにも、また他の人たちが来るんだってことを、
忘れないでほしい」と話してくださいました。
そうですよね。
あの輝く青い海と、どこまでも続く白い砂浜に、自分「さえ」癒されれば良い、というのは、
ちょっと赤信号な考え方。
誰が行っても、いつでも誰をも癒してくれる島であってもらうために、
訪れる観光客である私たち一人ひとりが、十分に注意をしなければいけませんよね。
ひょっとしたら、訪れているだけでも、ホテルから出る排水や、
観光で回るための自動車から出るCO2などで、沖縄を汚しているかもしれない。
それを忘れないように、普段より気をつけるくらいにして、ちょうどいいのかもしれません。
まだ行ったことのない沖縄に、いつ行こうかスケジュール帳を眺める、
ハチドリ高柳だったのでした。それにしても、やっぱり気候って人の性格に影響するんでしょうか?
沖縄の人って、会う人会うひと、ほんっとにいい人ばっかり!
今日来ていただいたYUさんとYASUさんも、自然体で飾り気なくて人懐っこくて、
いまどき珍しいくらいのナイス・ボーイ。
あったかい島であくせくせずに育った人は、人として素敵になるのだわ、と、
スタッフ一同で実感してしまった25分だったのでした。