2007年06月03日
縄文時代の軌跡
今日のスタジオにお迎えしたのは、人類学者でいらっしゃる中沢新一さん!
先日、『ミクロコスモス?&?』を出版なさったことでも話題です。
ハチドリ高柳は、5月18日に行われた、イベントでご挨拶させていただいていたので、
ちゃんとお話できるのを楽しみにしていました。

(やっぱり、お話をうかがっていても、どこからどう見ても「学者!」といういでたちの中沢さんでした。)
その、私が中沢さんにご挨拶させていただいたイベントというのは、
坂本龍一さんや桑原茂一さん、そして中沢さんなどが発起人として立ち上げた活動、
「more trees」のイベント。
要するに、自然エネルギーに依存できる社会を目指す、というコンセプトの元、
「もっと木を植えよう!」と訴えていくシンプルな活動なんですが、
言うのは簡単でも、実行するのは結構難しいですよね。
でも、中沢さんはやはり「木を植えること」の重要性を、しっかりと説明してくださいました。
そもそも、日本は森林に恵まれた、とても木の豊富な国。
でも、その木をある時期、とても多く伐採してしまいました。
それに気づいた日本人は、ちゃんと植林をしたのですが、植えたのは杉のような針葉樹がほとんど。
これで、かつての日本の森林のバランスが崩れてしまったのだそうです。
(そして、杉の花粉症などの弊害にも見舞われました!)
中沢先生によると、実は縄文時代の日本には、もっともっと広葉樹(クヌギ、ナラ、ドングリなど)が、
多かったのだとか。
ですから、これから木を増やすなら、
そのような広葉樹を増やしていかなくてはいけないのだそうです。
そして、日本の本来の里山の風景に、森林を戻していかなければいけない、とおっしゃっていました。
また、とても興味深いお話もしてくださいました。
今の東京のある場所が、「縄文海深期」と呼ばれていた時代に、どんな地形をしていたのか、
それを見ながら歩くことを「アースダイブ」というそうなのですが、
その「アースダイブ」をしてみると、現代の日本の街の形ほとんどが、
縄文時代に形作られていたそうなのです!
縄文時代の地図を見ると、なぜ皇居はあの場所にあるのか、
なぜ青山にはファッションのお店が多いのか、全てわかってしまうんですって!
それって、どういうことなんでしょう??
もっともっとお話がうかがいたい!というところで、残念ながら今回は時間切れ。
「またゲストにいらしてくださいねっ」と、目力を込めてお願いしながら、お別れしました。
それにしても、縄文時代に全部が決まっていたなんて。。。かな~り気になります。
私と同じように気になったというアナタ、実はその答え、
中沢先生の著書の中にあるそうなのです!
『アースダイバー』という本に、縄文時代の東京の地図も含めて、
全部載っている、ということですから、ぜひチェックしてみてくださいね!
先日、『ミクロコスモス?&?』を出版なさったことでも話題です。
ハチドリ高柳は、5月18日に行われた、イベントでご挨拶させていただいていたので、
ちゃんとお話できるのを楽しみにしていました。

(やっぱり、お話をうかがっていても、どこからどう見ても「学者!」といういでたちの中沢さんでした。)
その、私が中沢さんにご挨拶させていただいたイベントというのは、
坂本龍一さんや桑原茂一さん、そして中沢さんなどが発起人として立ち上げた活動、
「more trees」のイベント。
要するに、自然エネルギーに依存できる社会を目指す、というコンセプトの元、
「もっと木を植えよう!」と訴えていくシンプルな活動なんですが、
言うのは簡単でも、実行するのは結構難しいですよね。
でも、中沢さんはやはり「木を植えること」の重要性を、しっかりと説明してくださいました。
そもそも、日本は森林に恵まれた、とても木の豊富な国。
でも、その木をある時期、とても多く伐採してしまいました。
それに気づいた日本人は、ちゃんと植林をしたのですが、植えたのは杉のような針葉樹がほとんど。
これで、かつての日本の森林のバランスが崩れてしまったのだそうです。
(そして、杉の花粉症などの弊害にも見舞われました!)
中沢先生によると、実は縄文時代の日本には、もっともっと広葉樹(クヌギ、ナラ、ドングリなど)が、
多かったのだとか。
ですから、これから木を増やすなら、
そのような広葉樹を増やしていかなくてはいけないのだそうです。
そして、日本の本来の里山の風景に、森林を戻していかなければいけない、とおっしゃっていました。
また、とても興味深いお話もしてくださいました。
今の東京のある場所が、「縄文海深期」と呼ばれていた時代に、どんな地形をしていたのか、
それを見ながら歩くことを「アースダイブ」というそうなのですが、
その「アースダイブ」をしてみると、現代の日本の街の形ほとんどが、
縄文時代に形作られていたそうなのです!
縄文時代の地図を見ると、なぜ皇居はあの場所にあるのか、
なぜ青山にはファッションのお店が多いのか、全てわかってしまうんですって!
それって、どういうことなんでしょう??
もっともっとお話がうかがいたい!というところで、残念ながら今回は時間切れ。
「またゲストにいらしてくださいねっ」と、目力を込めてお願いしながら、お別れしました。
それにしても、縄文時代に全部が決まっていたなんて。。。かな~り気になります。
私と同じように気になったというアナタ、実はその答え、
中沢先生の著書の中にあるそうなのです!
『アースダイバー』という本に、縄文時代の東京の地図も含めて、
全部載っている、ということですから、ぜひチェックしてみてくださいね!
投稿者: 高柳恭子