梅雨の時期はトラッキング火災に注意

梅雨入りが発表された地域も出てきた5月。
東京に住むわたしたちも梅雨入りに備えて準備する時期です。
今朝は「梅雨の時期に気を付けたいトラッキング火災」についてお伝えします。

気象庁によると、
関東甲信の梅雨入りの平均は、6月7日頃、
梅雨明けは、7月19日頃です。
まもなく、梅雨の季節がやってきます。

梅雨は気象災害が多いシーズンで、
1年~2年に1回のペースで大雨による災害が発生しています。
特に梅雨に多い気象災害として挙げられるのは、
集中豪雨による河川の氾濫、浸水と土砂災害です。
また、梅雨の気象災害で怖いのは、
場所を問わずどこでも発生する可能性があるという事です。

例えば、一般的に年間の降水量が少ないと言われる
瀬戸内海地域でも2018年の西日本豪雨では
岡山県や広島県が大きな被害を受けるなど、時折集中豪雨が発生しています。
ハザードマップや避難経路の確認、
非常用持ち出し袋のチェックなどは梅雨をむかえる前に、
今一度チェックしておきましょう。そして、もうひとつ・・・。
「トラッキング火災」にも注意が必要です。
トラッキング火災とは、
家庭のコンセントが火元となって発生する火災の事です。

トラッキング火災は、コンセント付近にたまったホコリが原因で
起きるのが特徴で、そのたまったホコリが湿気を帯びると
電流が流れやすくなり、電流が流れる事によって発火の原因となります。
コンセントがこういう状況になっているあなたは注意が必要です!

・コンセントを掃除していない。
・タコ足配線を利用している。
・電源コードがねじれたまま使用している
・電源コードを束ねて使用している。
・古い電源タップやコードを使っている
・使っていない機器でもコンセントにさしたままにしている
・使わないコンセントの穴をふさがず開けたままにしている
・電源プラグのさしごみが甘い、緩んだ状態で使用している。
あてはまる項目が多い場合は注意が必要です。

では、防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか?
・こまめに掃除する。
・使用していないコンセントはキャップで蓋をする。
・古い電源コードや電源タップは定期的に交換する。
・電源コードを束ねて使用しない。
・使用していない電源は切る。
などがあげられます。

この中でお伝えしたいのが2つあります。
使用していないコンセントはキャップで蓋をする。
これは、コンセントを塞ぐ専用のキャップが市販されています。
キャップをする事でコンセント内部の金属の劣化を防ぐ効果が期待できます。

使用していない機器は電源を切るについては、
電源タップにONとOFFできるスイッチ付きの製品があります。
機器を使用していなくても、電源プラグをさしているとトラッキング火災
が起こる可能性があります。電源タップのスイッチをOFFにする事で、
コンセントの根本からの電力供給を停止してトラッキング火災を防止する
事ができます。コンセントのスイッチをOFFにしてもホコリがたまっては
意味がありません。日常使用しない機器なら電源プラグを抜いて、こまめに
掃除したりキャップで蓋をするなどしてホコリがたまらないようにしましょう。

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