今日は、【地震の予知】についてのお話です。
地震予知というのは研究段階にあって、
一般的には実用化するのは難しい・・・と言われているんですが、
東海地震だけは、唯一「予知できる可能性がある」とされてきました。
そんな中、国が5月に、
東海・南海・東南海地震が連動して起きる南海トラフ巨大地震に関して
確かな予知をするのは難しい、と発表しました。
予知を元に防災対策を組んできた自治体は、いま大きな対応を迫られています。
一方で、少しでも地震が起きる兆候を捕らえられるのであれば、
減災に役立つという意見もあります。
・・・でも、そもそもなぜ東海地震だけ、
予知できる可能性があると言われているのでしょうか?
気象庁の地震予知情報課、山本剛靖さんに伺ったところ、
こんな風に教えてくださいました。
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地震は、地震の前に発生する前に「前兆すべり」という状態が起きることが
様々な研究で明らかになっています。
前兆すべりが発生すると、周囲の岩盤に変形をもたらすので、
この変形を捉えることができれば、
地震の前に予知をすることができる可能性があります。
しかし、その観測を行う高性能な機械をつけられるのは、陸地だけ。
大きな地震をもたらす震源地は日本にもたくさんあるが、
東北地方の沖も南海トラフも全部海の中なので、
唯一機械をつけられるのが、静岡県の真下の陸地で起きる、東海地震。
ということで、前兆を捕らえられる可能性があるということです。
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なるほど、このような仕組みなんですね。
では、逆に【予知できない】のはどういうときかと言うと。
前兆すべりが急激に進んで、
その始まりから地震発生までの時間が短い場合や、
前兆すべりの規模が小さかったり、陸から離れた場所で起きたりして、
それによる岩盤のひずみが現在の技術では捉えられないほど小さい場合、だそうです。
やはり、予知できる・出来ないに関わらず、地震対策として
自宅などの耐震性の確認や家具の固定、
食料や水の備蓄、安否確認方法、避難場所や高台までの避難経路の確認など、
日頃からの十分、備えておきましょうね!