今回は警報の話です。
津波警報が3月7日から改善されたことをご存知でしょうか?
東日本大震災の発生から丸2年を迎えましたが、
あの時に津波を過小評価してしまったことなどを受けて、
気象庁は、どのように表現すればより多くの命を救うことができるのか
検討を重ねてきました。
では、どう変わったのか、主なポイントをお伝えします。
まず、そもそもの仕組みが変わりました。
通常、地震発生直後の第一報となる津波の高さは
地震の規模や位置を基に推定されるのですが、
東日本大震災のようにマグニチュード8を超えるような巨大地震の場合は
誤差が大きくなります。
そこで、巨大地震が発生した場合は今後、
予想される津波の高さは数字ではなく、
「巨大」「高い」という表現になります。
特に「巨大」という言葉で大津波警報が発表された時は、
東日本大震災クラスの非常事態なので、
ただちに出来る限り高いところに避難する必要があります。
次に、巨大地震の場合でも、発生から15分ほど経って、
誤差の少ない地震のデータが分かった時点で
5段階の数値による発表に切り替えられます。
津波注意報では、予想される津波の高さは1m、
津波警報では3m、
大津波警報では5m、10m、そして10超・・・
というように、それぞれ表現されます。
最後に。
大津波警報や津波警報が出されていて、
すでに第一波が到達している場合、
これまでは到達時刻とこれまでの最大の波の高さが発表されていましたが、
今後は、高さは発表されない場合があります。
津波は繰り返し襲ってきて、後から来る津波のほうが高くなることもあるため、
誤解されないようにするためです。
代わりに、これまでに到達した最大の波の高さは「観測中」という表現になります。
ですから、この「観測中」という表現の時は、
これから更に高い津波が来る恐れがある、と言うことになります。
あなたと、大切な人の命を守るために、
新しくなった津波警報、正しく理解しておきましょう。
詳しくは気象庁のホームページも是非、ご確認ください。
分かりやすく、改善ポイントを映像で観ることもできますよ。
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/tsunami_keihou_kaizen/index.html