赤ちゃんと逃げる〜抱っこ紐がない!

赤ちゃんや小さなお子さんがいる方、
いざというときの備えはどのようにしていますか?
東日本大震災では、避難所でサイズの合うおむつがなかなか手に入らなかったり、
ストレスで母乳が出なくなって、
なんとか手に入った粉ミルクを飲ませようとしても
赤ちゃんが哺乳瓶を受け付けてくれなかった・・・
という話もありました。
防災グッズにおむつをしっかりと入れておく、
母乳で育てていても哺乳瓶と粉ミルクのトレーニングはしておくといったことも、
災害への備えとして重要になってきます。

さて、大地震が起きて小さな子どもを連れて避難しなくてはならない時。
多くの方は抱っこ紐やスリングを使うことになると思いますが、
ベビーカーのみで外出中に被災したり、
家が倒壊して抱っこ紐がどこにあるか分からなくなってしまったり・・・
ということも考えられますよね。
そんな時、どうすればいいのでしょうか。
正しい抱っこやおんぶを広める活動をしているNPO法人
 『抱っことおんぶの研究所』に取材しました。

まず、首が据わっていない赤ちゃんを運ぶ場合。
この時期の赤ちゃんは頭を揺らさないよう、最大限注意を払います。
トートバッグなど『口の広いバッグ』を活用しましょう。
バッグの底に、赤ちゃんの着替えやおむつをたくさん詰めて
クッションを作り、その上にバスタオルでくるんだ赤ちゃんを寝かせます。
この際、呼吸しているか確認するために
赤ちゃんの顔は見えるようにしておいてください。
このバッグを肩にかけて、一方の腕で抱えるようにして避難します。

首すわり後の赤ちゃんや幼児を運ぶ場合は
『コートなどの上着』と『ベルト』を活用します。
まず、自分がコートを着ます。
この際、前ボタンやファスナーは開けたままにしておきます。
次に、抱っこ紐を使うときと同じコアラ抱きでコートの中に子どもを抱っこし、
前ボタンを留めます。

ポイントは、出来るだけ高い位置に密着して抱くことと、
子どもの頭はコートの外に出るようにすること。
ボタンを留める位置で調整してください。 
最後に、子どもが落ちないよう、自分のウエストの一番細い所に
コートの上からベルトを締めます。
こうすることで、両手を自由に使える状態のまま避難できます。
夏場は上着の代わりに、伸びないシャツなどで同じように抱っこできます。

なお、『抱っことおんぶの研究所』によると、
ストールやマフラーも、端と端を固く結んでタスキがけにすれば
スリングの代わりになるということです。
このときのポイントも、出来るだけ高い位置に密着して抱くことだそうです。

物資が不足する災害のときは、身近にあるものを有効活用することになります。
これはこう使えるかも・・・と、普段から少し気にしておくと、
いざという時、大きな力となるかもしれませんね。
トーとバッグやコート、マフラーを使った抱っこの練習も
小さなお子さんがいる方は是非、練習してみてください!

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