考えることがメインだったと思いますが、
最近では豪雨による土砂災害や竜巻、
そして火山の噴火についても考えなくてはならなくなりました。
でも、色々な種類の防災マニュアルに目を通すのは難しいのが現実です。
そこで、TOKYO FMではきょう、
このブルーオーシャンからスカイロケットカンパニーまで5つの番組で、
専門家が『いま知っておきたい、本当に必要な防災の知識』を厳選して、
『5つの知恵』として、私たちに届けてくれます。
防災ワンデープログラム、本当に必要な5つの知恵。
1つ目を届けてくれるのは、
アウトドア系防災ガイド あんどうりすさんです。

用意した防災用バッグ・非常持ち出し袋が
すぐそばにあるとは限りません。
だからこそ、とりすさんは話します。
【毎日の生活で使うバッグこそ、
防災バッグにすべきなんです】
ただ、特別な『防災グッズ』だと、
持ち歩かなくなることもしばしば。
そこで、りすさんは普段使っているものを少しずつ
災害時にも活用できるものに置き換えていくことの
大切さを教えてくださいました。
それを踏まえての、りすさんが厳選する5つの
『いま本当に必要な防災グッズ』。
次の通りです。
・球が入っていないホイッスル
(写真左の古賀の右手)
津波や豪雨、水道管の破裂などで水に濡れると
球入りのホイッスルは音が出なくなります。
だから、ホイッスルは球なし、
少しの息でも音量が大きく出るものを
選んで、必ず持ち歩きましょう。
・化粧ポーチに!トイレとしても使用できる防水バッグ
(写真中央テーブルの上、黄色の袋)
化粧ポーチを持ち歩いている女性も多いと思いますが、
これをアウトドア用の防水ポーチに変えることをお勧めします。
なんと、いざと言う時にトイレの代わりになるんです!
アウトドア用の防水ポーチは、口の部分を折り返すと
しっかりと広げたまま固定できるので
用を足すときに床に置いても、へにゃりと倒れたりしません。
また、防水ポーチの中にビニール袋などを入れて、
さらに生理用品やおむつをほぐして入れると
吸水ポリマーが尿を吸ってくれ、
用を足したら、バッグの上の部分を閉じる。
こうすることによって、水分も臭いも外に漏れなくなります。
もちろん、トイレとして使用するだけでなく、
携帯電話など濡らしたくないものを入れれば
雨の中で避難するときも安心です。
・おむつ替えシートに!アウトドア用の断熱ざぶとん
(テーブル一番手前)
災害が起きた時、大きなダメージとなるのが『寒さ』です。
特に赤ちゃんや乳幼児の体温調整は大きな問題に。
そこで、普段使っているおむつ替えシートを
アウトドア用品店で売っている断熱シートに替えませんか?
折りたたんでコンパクトに出来るタイプも売っています。
こうすることによって、避難所などの床が冷たいところにも
赤ちゃんを寝かせることが出来るようになるほか、
授乳するときにお母さんのお尻に敷けば、冷えません。
・エコバッグが災害時の迅速避難に!リュック型折り畳みバッグ
迅速に避難しなくてはいけない時・・・
バッグは『揺れる』と、重さは2倍に!
おへそより上、体に密着させることが、
バッグを重く邪魔に感じないコツです。
バッグは服の中に入れてしまう、
ショールやマフラー、カーディガンなどで体に巻き付けてしまう、
ショルダーバッグのひもはなるべく短く調整する、
これらがコツです。
そして一番は、普段のバッグの中に、
手のひらサイズのコンパクトサイズになる
折り畳み式のリュックサックを入れておくこと。
重い買い物をしたとき、エコバッグとしてリュックにいれて、
おへそより上で背負うと軽く感じます。
そして災害時には、手持ちのバッグを
まるごとそのリュックに入れて背負って避難!
これで迅速に、かつ両手が空いた状態で避難できます。
・フェスで大人気の折り畳み式長靴は、災害時にも大活躍!
折り畳み式長靴は、豪雨災害や液状化現象、水道管の破裂による
水浸しの現場などから避難するのにとても役立ちます。
いま野外フェスで大人気の、日本野鳥の会が発売しているものは
柄も色もデザインもキュートで大人気ですが、これを災害時にも活用!
会社のロッカーなどに入れておくことをお勧めします。
なお、赤ちゃんやお子さんを連れて避難するときも
抱っこではなくおんぶで、おへそより上で固定。
子供の顔がお父さん・お母さんの肩から見えるくらいの
高さで、ぴったりとおんぶすることが重要だそうです。