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敏腕編集者・箕輪厚介さんのヒットの方程式に迫る  (2019/05/04 放送)

先週に引き続き、今週も編集者の箕輪厚介さんをお迎えしました。

編集者として数々のヒット作を生み出し、昨年はご自身の著書『死ぬこと以外かすり傷』も発表した箕輪さん。今の時代にヒットを出すための方程式についてこう話してくれました。

「今、良い本を出しても売れないんですよ。なぜ今その本を読むべきか?とか、なぜこの人が本を書くべきか?とか…そういう時代との接合点みたいなものを巧みにセッティングして空気感を作らないとコンテンツがいくら良くても売れないんで、僕はその辺を一番意識しますね。これを読むべきだ!っていう空気を醸成する。」

また、テレビのコメンテーターとしても活躍中の箕輪さんは「人の感情に対する嗅覚を磨く」ことを強く意識しているそうです。

「できるだけ、ウソでこれがやりたいとかって言わないように、あとテレビに出ても立派な、通り一遍なことを言わないようにしてるのは、そこをしっかりと意識してて…自分の心に錆みたいなものができると商売上がったりで、どんだけピュアに自分の嗅覚を研ぎ澄ませるか…みんながこの人面白いって言ってるけど俺はそう思わないな、とか。そういう勘がブレたらダメなんで。」

「自分がホントに興味のないことは頑張れないんで、逆にそうせざるを得ないんですよね。前田裕二とか、今来てる起業家の人はホントにやりたいことがあるから、自分がやりたくなくても頑張ってやるんですけど、僕はやりたいことがないんでやりたくなかったらやらないんですよ。だから、自分の嗅覚に従わざるを得ない。」


箕輪さんによると、AI時代を生き抜くためにも“自分の嗅覚に従う”ことが大切なんだとか。

「AIっていう話で言うと、もう人間に残された道って、非合理なこと…要は、普通だったらやんないよね、ってことをやることにしか価値がないんで。AIって何かっつうと、10人がおんなじ答えに行くようなものはもうAIが早いってことで。でも、みんながこっちつってのに俺はこっちだと思う、っていうのは人間にしか出せない価値で。そこに物凄いセンスがあるともうとんでもない価値になるんですね。」

「僕が言ってるのは常にそこで、世の中だとか正解だとか関係なくて、自分の本能だとか欲望と向き合って、それをフルスイングしろ!と。」

また、箕輪さんはこんなこともおっしゃっていました。

「単純な飲み会だったり読書会だったり、普通に人と集まって話すっていうことの価値が異常に上がってますね。好きなことして食べていける、みたいに言う人いるんですけど、逆で。好きなことしないと食べていけないっていう時代ですね。」

「活躍してる人って、小学校の時とか中学校の時のヘンな自分を変えた人じゃなくて、もうあの当時のまま突き抜けた人だと思ってて。“3才児最強説”って本の中にも書いたんですけど…タレントさんもそうだし、起業家もそうだし、第一線で活躍している人って子供じゃないですか。すぐ怒るし、すぐ泣くし、本能のままワガママだし。3才児みたいなんですよ。」

「みんなどっかの時点で3才児レースから落ちていくんですよ。大人になったり常識を覚えたりして。でも、頑張って頑張って、その子供の本能のまんま大人になっちゃった人が活躍できてるっていう。どっかで妥協してマトモになった方が楽だったりするんですけど、いや違う!まだ俺はマトモにならない!って。」


今年4月には、著書と同じタイトルのコンピレーション・アルバム『箕輪厚介 presents 死ぬこと以外かすり傷』をリリースした箕輪さん。ここには箕輪☆狂介なる新人シンガーが歌う曲のほか、ザ・ハイロウズ、和田アキ子さん、北島三郎さん、藤本美貴さんといった多彩なアーティストの楽曲が収録されています。

「僕が主に高校の時とかに聞いてて『死ぬこと以外かすり傷』っていうテーマに合うようなのを選びました」という箕輪さんですが、実はそれほど音楽に詳しいわけではなく、そもそも本もそれほど読んでこなかったとか。

「コンピレーション・アルバムを作る時にレコード会社の人が頭抱えたぐらい、僕、音楽マジで聞いてこなかったんです。本もまぁ読まない…。そんなに読んでないっす。だから、僕のある意味での軽薄さ、カルチャー性のなさがヒットに繋がってるんだと。やっぱ編集者とかになる人って相当好きなんで…本とか音楽が。そういう人って狭い方に行っちゃうんですよ。」

「僕、すげえライトなインスタントラーメンみたいな人間なんで、ちょうどいいんです。だから、僕の本は普段本を読まない人が、若者が読むんでちょうどいい大衆性。」「で、あとは煽るのが上手いんで。」


また、箕輪さんは“根拠なき自信”と“熱量”の大切さについてこう語ってくれました。

「(大学に進学したのは)もうちょっと遊べるかな、ぐらいなもんですよね。てか、社会人イヤじゃないですか。高校とか大学が楽しすぎて、毎日ノド枯れてましたもん。だから夏休みみたいなものが毎日続いていることの連続で、たまに本を出してるような感じですよね。」

「要は、根拠なき自信と肥大化したプライド…プライドっていうか、肥大化した“俺はこのままでいいんだ!”っていうのが強くて。変にインターンシップとかOB訪問とかやって、社会のこと知って、俺ってそんなたいしたことないんだって早めに気づいたら、CD出すみたいな勘違い野郎になれてなかったと思うんですよ。」

「勘違いは大事です。ホントに若い人の根拠なき自信って何かを突破するパンチ力になるんで。だから、僕のところに集まってくる熱量だけのヤツを僕が大切にするのは、半年すると結構いいパンチをするようになるんですよ。熱量だけは、持て!って言って持てるもんじゃないんで、それを持ってるヤツはちょっとその方向をアレンジしてあげるだけで、何者かになれる可能性があるんですよね。」

「好きなことばっかやって羨ましいって言われるんですけど、そんなこともないっつう話ですよね。ハッキリ言ってCDも出したいかって言われたら…(笑)。わかんないけど、やってると楽しくなってきて、で、こういうラジオとかに呼んでいただいて、恵さんとかと会って、あ、楽しいなって思うっていう結果ですから。」

「なんか楽しいことが落ちてるわけじゃないんで。とにかく一生懸命やってみると楽しくなってくる、みたいなことかも知れないですよね。」


最後に、ご自身にとっての挑戦とは「失敗に突っ込むこと」だと話してくれた箕輪さん。昔と違って今は「失敗が最高のブランディングになる時代に変わった」とおっしゃっていました。

「昔ってそれなりのチャレンジをして失敗しても、ただ失敗して仕事がなくなったりして終わったんですね。でも、今ってSNSとかあるんで、そのチャレンジしてる過程も日々発信できるし、チャレンジして失敗しても、むしろその頑張ってる姿とかが一番求められてるんで、そこにフォロワーがつく…ムリだろうっていうところに旗を立てて失敗し続ける。で、そこの失敗し続ける過程にみんなが熱狂する。」

「だから、失敗こそブランディングで、失敗こそホントに財産で、上手くいっちゃったら逆に商売上がったりなんですよね。だから、下手な歌を歌う…でも全然いいんです。」

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