元プロバレーボール選手の山本隆弘さんが挑戦を語る(2020/03/14 放送)
先週に引き続き、今週もバレーボール元日本代表の山本隆弘さんをお迎えしました。
2004年に日本人としては初のプロバレーボール選手となり、2008年には北京オリンピックに出場した山本さん。オリンピックのことをこう振り返ってくれました。
「いやぁ、本戦はあっという間に終わったっていう感じですよね。ホントに1勝もできずに…悔しい思いしかなかったオリンピックでしたね」
「(ワールドカップなどとは)まったく違いますね。同じ予選で戦ったイタリアと初戦でやったんですけど、まず選手たちの目つきが違いましたね。ホントに国を背負って戦うんだっていうハングリーさが目に伝わってきて。なんか違うぞ?って思ってる中で、いつの間にか終わってたっていう」
そして、この夏に予定されている東京オリンピック。男子バレーボールの日本代表は、開催国枠ということで、山本さんが出場した2008年以来3大会ぶりのオリンピック出場を果たします。
「(開催国枠での出場は)選手にとってはピークを合わせられますからいいとは思うんですけども…ただ僕がホントに思うのは、勝ち取って出て欲しかったです」
ちなみに、昨年秋のワールドカップでの日本は、ブラジル、ポーランド、アメリカに次ぐ4位でした。
「ま、ある程度、世界との差は縮まって来たかなとは思いますね」
「(東京オリンピックでの目標は)まずはベスト8まで進むってことですよね。6チームの予選があって、上位4チームがベスト8に行くので、まずそこに行くことなんですけども、それもある程度上の順位で上がらないと。4位とかで上がると反対ゾーンの1位と当たるので」
「ただ、(開催地は)日本じゃないですか。応援が力になるのか?応援がプレッシャーとなるのか?これが大きく左右すると思うんですよ。力にできればいいんですけど、それは初戦次第だと思います」
「やっぱり初戦って、ラグビーのワールドカップでもあったように、物凄く緊張すると思うんですよ。その中でおっきな声援を力としてプレーできれば勢いがつくと思いますし、その声援が逆に、ヤバい…凄い注目されてる…って緊張になってしまうと、ちょっと怖いかなと思いますね」
山本さんによると、バレーボールの場合、プレーしている選手からお客さんの顔が見えるんだとか。
「バレーはもう全然見えますね。誰がどこにいるとか全部わかります」
「声がモロに聞こえるので。応援してる声だったらいいですよ。でも、例えば、日本が凄く調子が悪くて…ブーイングもあるじゃないですか。叱咤激励もあるので、そういうのも聞こえてくるんですよ。それがプレッシャーにどんどんどんどんなっていくと…サーブ入れろよ!とかね、そういうのが聞こえてくると、ちょっと怖いなぁっていう」
2013年に現役を引退した山本さん。現在はご自身の会社と一般社団法人も持っていて、社団法人の方では小学生のバレーボール大会やアカデミーを立ち上げたりしているそうです。
「挑戦っていうか、バレーボールに恩返しをしたいっていう思いがあったので…」
「小学生の大会が、全国大会が8月の1回しかなかったんですね。でも、やっぱり小学校の頃って、スポーツの楽しさを知って自ずと向上心って芽生えていくものじゃないですか。だから、そういう大会を作ってあげたいなと」
そんな山本さんも、現役中から次の人生に対するビジョンを持っていたわけではなかったとか。
「現役中はビジョンとかは何にもなく、自分がプレーヤーとして最大限のパフォーマンスを発揮するということしか考えてなかったので。逆に引退してからは、自分がしっかりとした結果を出しておけば自ずと仕事はついてくるだろうというのもありましたし…」
「ま、バレーしかやってきてないじゃないですか。だから、ホントにやめた後っていうのは真っ白なんですよ。それを真っ白のまま自分が仕事を待つのか、その真っ白な画用紙に自分が何かを描いていくのか、っていうのは自分次第じゃないですか。描くべきだなと思ったんですよ」
「自分に何が合ってるかってわかんないし、自分で自分の限界を決めてしまったら何も起きないので。あらゆるものに挑戦をした中で判断すればいいかなっていう」
最後に山本さんはご自身にとっての挑戦についてこんなことを話してくれました。
「自分の限界を自分で決めないことでしょうね」
「(上手くいかないことも)自分の財産じゃないですか。これはできる、できないと自分で決められる。でも、やらないとわからないじゃないですか。だから、何事もまずはやるってことですよね」
「(挑戦は)絶対した方がいいです。だから、ホントになんでもやってみたいなと。楽しいです」
「マイナスのことばっかり考えてたら何もできないですよ。プラスのことを考えとけば楽しくなってくるじゃないですか」
「掃除でもいいですし、ボランティアでもいいですし、やってみればいいじゃないですか。自分で選ぶから結局やれることって限られてくるんだと思いません?僕そう思うんですよね」
「だってわかんないですもん。自分がホントに何が合ってるかって。だから、僕はなんでもやってみたいんですよ」
「でも最近、奥さんに凄く怒られます」「これやりたい、あれやりたいっていろいろ言ってるんですよ。あんた一気にそんなことやろうと思ってるけどさ、生活あんだよ、大丈夫?って言われて、ちょっとジーン…って」「ま、でもやっぱり家族は養わなきゃいけないんで、覚悟を持つじゃないですか」
番組では、そんな山本さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「山本隆弘さんの色紙希望」と書いてご応募ください!
2004年に日本人としては初のプロバレーボール選手となり、2008年には北京オリンピックに出場した山本さん。オリンピックのことをこう振り返ってくれました。
「いやぁ、本戦はあっという間に終わったっていう感じですよね。ホントに1勝もできずに…悔しい思いしかなかったオリンピックでしたね」
「(ワールドカップなどとは)まったく違いますね。同じ予選で戦ったイタリアと初戦でやったんですけど、まず選手たちの目つきが違いましたね。ホントに国を背負って戦うんだっていうハングリーさが目に伝わってきて。なんか違うぞ?って思ってる中で、いつの間にか終わってたっていう」
そして、この夏に予定されている東京オリンピック。男子バレーボールの日本代表は、開催国枠ということで、山本さんが出場した2008年以来3大会ぶりのオリンピック出場を果たします。
「(開催国枠での出場は)選手にとってはピークを合わせられますからいいとは思うんですけども…ただ僕がホントに思うのは、勝ち取って出て欲しかったです」
ちなみに、昨年秋のワールドカップでの日本は、ブラジル、ポーランド、アメリカに次ぐ4位でした。
「ま、ある程度、世界との差は縮まって来たかなとは思いますね」
「(東京オリンピックでの目標は)まずはベスト8まで進むってことですよね。6チームの予選があって、上位4チームがベスト8に行くので、まずそこに行くことなんですけども、それもある程度上の順位で上がらないと。4位とかで上がると反対ゾーンの1位と当たるので」
「ただ、(開催地は)日本じゃないですか。応援が力になるのか?応援がプレッシャーとなるのか?これが大きく左右すると思うんですよ。力にできればいいんですけど、それは初戦次第だと思います」
「やっぱり初戦って、ラグビーのワールドカップでもあったように、物凄く緊張すると思うんですよ。その中でおっきな声援を力としてプレーできれば勢いがつくと思いますし、その声援が逆に、ヤバい…凄い注目されてる…って緊張になってしまうと、ちょっと怖いかなと思いますね」
山本さんによると、バレーボールの場合、プレーしている選手からお客さんの顔が見えるんだとか。
「バレーはもう全然見えますね。誰がどこにいるとか全部わかります」
「声がモロに聞こえるので。応援してる声だったらいいですよ。でも、例えば、日本が凄く調子が悪くて…ブーイングもあるじゃないですか。叱咤激励もあるので、そういうのも聞こえてくるんですよ。それがプレッシャーにどんどんどんどんなっていくと…サーブ入れろよ!とかね、そういうのが聞こえてくると、ちょっと怖いなぁっていう」
2013年に現役を引退した山本さん。現在はご自身の会社と一般社団法人も持っていて、社団法人の方では小学生のバレーボール大会やアカデミーを立ち上げたりしているそうです。
「挑戦っていうか、バレーボールに恩返しをしたいっていう思いがあったので…」
「小学生の大会が、全国大会が8月の1回しかなかったんですね。でも、やっぱり小学校の頃って、スポーツの楽しさを知って自ずと向上心って芽生えていくものじゃないですか。だから、そういう大会を作ってあげたいなと」
そんな山本さんも、現役中から次の人生に対するビジョンを持っていたわけではなかったとか。
「現役中はビジョンとかは何にもなく、自分がプレーヤーとして最大限のパフォーマンスを発揮するということしか考えてなかったので。逆に引退してからは、自分がしっかりとした結果を出しておけば自ずと仕事はついてくるだろうというのもありましたし…」
「ま、バレーしかやってきてないじゃないですか。だから、ホントにやめた後っていうのは真っ白なんですよ。それを真っ白のまま自分が仕事を待つのか、その真っ白な画用紙に自分が何かを描いていくのか、っていうのは自分次第じゃないですか。描くべきだなと思ったんですよ」
「自分に何が合ってるかってわかんないし、自分で自分の限界を決めてしまったら何も起きないので。あらゆるものに挑戦をした中で判断すればいいかなっていう」
最後に山本さんはご自身にとっての挑戦についてこんなことを話してくれました。
「自分の限界を自分で決めないことでしょうね」
「(上手くいかないことも)自分の財産じゃないですか。これはできる、できないと自分で決められる。でも、やらないとわからないじゃないですか。だから、何事もまずはやるってことですよね」
「(挑戦は)絶対した方がいいです。だから、ホントになんでもやってみたいなと。楽しいです」
「マイナスのことばっかり考えてたら何もできないですよ。プラスのことを考えとけば楽しくなってくるじゃないですか」
「掃除でもいいですし、ボランティアでもいいですし、やってみればいいじゃないですか。自分で選ぶから結局やれることって限られてくるんだと思いません?僕そう思うんですよね」
「だってわかんないですもん。自分がホントに何が合ってるかって。だから、僕はなんでもやってみたいんですよ」
「でも最近、奥さんに凄く怒られます」「これやりたい、あれやりたいっていろいろ言ってるんですよ。あんた一気にそんなことやろうと思ってるけどさ、生活あんだよ、大丈夫?って言われて、ちょっとジーン…って」「ま、でもやっぱり家族は養わなきゃいけないんで、覚悟を持つじゃないですか」
番組では、そんな山本さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「山本隆弘さんの色紙希望」と書いてご応募ください!
↑現在の身長は2メートル3センチあるという山本さん。「最近、旅行するなら国内でいいなって思っちゃいます。飛行機狭いんで」「腰痛くなるんですよ」とおっしゃっていました。