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コロナ禍で留学を断念…光浦靖子さんのエッセイ集  (2021/05/29 放送)

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今週は、光浦靖子さんをお迎えしました。

この番組のオンエア日、5月29日に文藝春秋から新刊エッセイ集『50歳になりまして』が発売となった光浦さん。文藝春秋digitalに掲載されて話題になり、今回の本にも収められた「留学の話」にも書かれていますが、昨年カナダに留学する予定だったのがコロナのために断念せざるをえなかったとか。

恵さん「やっぱ変わりました?コロナで生活は」

光浦さん「ああ、全然変わりましたね。留学しようと思って引っ越しを決めて。去年の話ですよね。2020年の4月には海外行ってる予定だったんですよ」


いつか留学したい、という気持ちは今もあるという光浦さん。大久保佳代子さんとのコンビ、オアシズは結成から29年になるそうです。

恵さん「大久保さんも今は…」

光浦さん「売れっ子ですよ」

恵さん「そこで光浦靖子としては、自分がどう生きようか、みたいなことを考えてたの?」

光浦さん「ずっと考えてました。コロナより前ですね、どっちかと言うと。30代後半から40代までずっと悩んでて。正直、腐ってたと思います、自分は。それで、この腐りをどうやったら解消できるかな?をずっと考えて、やっとやっと…って感じです」

恵さん「それで、自分で見つけたんだね?こういうことやってみたかったからって」

光浦さん「私は常に思うんだけど、一つのことからちょっとでもハミ出ちゃいけない空気…芸人のくせに!とか、お笑いのくせに!みたいな感じですぐ括られるから、よそのことやっちゃダメとか、逃げたとかすぐ言われるけど、デビューしたきっかけがネタ見せなだけで、そこから絶対にはみ出ちゃいけないって、なんでそんなに圧をかけられなきゃいけないんだろう?とか。なんかいろんなことが…。元々の自分のキャラとは違うことこそがお笑いだったんで、やっぱり歪みが出てきちゃって」

恵さん「ずいぶん正直に向き合えたんだね」

光浦さん「ま、そうですね。あとはもう年齢も来たんで開き直ってきたっていうか」


今回の番組では、留学を断念して妹さんの家に居候していた時のエピソードも話してくれた光浦さん。妹さんのお子さんは、光浦さんがテレビで活躍する様子をあまり知らなかったようです。

光浦さん「うち全然テレビ見ないんですよ。だから、それは助かった。商売柄、うーい!みたいなことになったらどうしよう、って私ずっと心配で怖くて。でも、靖子のことみんな知らないよ、つって(笑)。それ良かったと思って。で、あんまりYoutubeの方が面白いつって、ちょっとバカにされるもんで、お前の友達は私のこと知らなくても、お前の友達の親は私のことビックリするぐらいファンだからな!つって(笑)。アタマきて。無名だ、無名だ、あんまり言うから」

恵さん「でもさ、光浦の中でそこはどう乗り切っていったの?だんだん歳を重ねていくにつれて、なにか自分の中で探していったりはしたの?」

光浦さん「手芸の本を出した時に…それが2012年だったんですよ、いちばん最初に出した時。それで世間の人が知ったんですよね、私が実は手芸をやってる、みたいなことを」

光浦さん「今まで、テレビを見てファンです、っていうファンレターはほとんどなかったんですよ。だけど、手芸の本を見てファンです、という人の手紙が来たりとか、熱量が全然違ったことにビックリして。そこからちょっと2 wayな感じで。テレビはパブリックな私で、手芸の方は自分の等身大に限りなく近いやつで…っていう2 wayで10年前ぐらいからはやってんのかな。そしたら凄く整っていきましたね、気持ちが」


そして、今回の番組の後半では、光浦さんのマネージャーさんの話に。

恵さん「この本の中にも出てくるんだけどさ、光浦靖子はもう今、ビシバシステムの次に(プロダクション)人力舎で長い歴史だと。ってなってくると、自分よりも年下の人しかいなくなると。で、自分に本当のことを言ってくれるマネージャーがいなくなった!…これはどう乗り切ってるの?」

光浦さん「いや、年齢で誰も言ってくれないっていうよりも、元々の私のやっかいな性格で、みんななんにも言わなくなったっていう。ダメ出しとかも凄く聞きたいわけですよ。何が悪かったかを。だけど、何が悪かったって言われたら、相当引きずって落ち込んじゃうんですよ。ズドーン!で(笑)。かと言って、いやいや面白かったですよ!つってウソ言われると、またこれ余計傷ついちゃうんですよ。否定もしちゃダメ、ウソはついちゃダメ、そしたらもう何も言えないじゃないか!ってなるでしょ」


恵さん「でも、そうなるとイヤじゃない?」

光浦さん「そいだもんで困っちゃって。だから、私が良かったのか悪かったのかをチェックしようと思って、SNSでエゴサーチした。エゴサーチしたらもう、死ぬかと思って。殺される!と思うぐらい。だからさ、いい仕事をしたくて、何が悪かったかを知りたくて、勇気を出してSNSを見てこの仕事をやめたくなるっていうね。おかしなことなの。この仕事を続けたいから人の意見を聞きたいのに。難しい…」

恵さん「誰に求めればいいんだろうなぁ」

光浦さん「でもまぁうちは、信頼できるマネージャー、付き合い長いマネージャーは、あれが良かった、これが良かった、滅多には言わないですけど、正しいこと、ホントのことは言ってくれます。それでもう、ずいぶん前に約束したんですよ。ホントに私が悪かった時は言ってくれ!つって。で、怒ろうが泣こうが言ってくれ!つって」

光浦さん「それで、たまーにありますよ。あれは光浦さんが悪い!つって。ビシャッっと。年下のマネージャーですけど。それは信頼してんですよ、凄く」

来週も引き続き、光浦靖子さんをお迎えします。
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