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国家公務員YouTuberの白石さんが語る野菜のトリセツ  (2021/07/10 放送)

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今週は、農林水産省広報室の白石優生(ゆうせい)さんをお迎えしました。

現在24歳の白石さんは、鹿児島県出身。鹿児島大学を卒業後、2019年に農林水産省に入省し、現在は“霞が関初の国家公務員YouTuber”として、農水省の公式YouTubeチャンネル『BUZZ MAFF(ばずまふ)』に出演しています。

祖父母が米農家だったという白石さん。小学校の頃から田植えの手伝いなどをしていたこともあって、農業は身近な存在だったとか。

「で、大学卒業した時にどの分野だったら自分の力がより活かせるかな?って考えた時に、やっぱり農業の分野で、地方で育ったっていうアドバンテージを活かしたいなと思って(農水省に)入りました」

「もうホントに微力なんですけど、やっぱり国の政策って大っきなものを動かせると思います。そこにちょっとでも関わりたいなって気持ちがありまして」


元々、農水省の九州農政局で働いていた白石さんは昨年、先輩の野田さんと“タガヤセキュウシュウ”というコンビを組んで、『BUZZ MAFF』への出演をスタート。数十万回の再生数を記録する動画を多数アップしてきました。

「(農水省の)YouTubeを使った情報発信っていうだけだったら今までもあったんですよ。それはタレントさんでしたり、広告業者さんでしたり、そういったものにお金を払って、プロに作ってもらってそれを流す、って感じだったんですけど、(BUZZ MAFFでは)職員が自ら企画とか撮影とか編集とかぜんぶ手作りでやりなさいと」

「そこで一番ビックリしたのがですね、(農林水産)大臣が…ちょっと上から目線な言い方ですけど…広報にすごくセンスのある方だったんですよ」

「公務員の情報発信ってやっぱり、面白くなくなっちゃったり難しくなったり、っていうのがあるんですけど…」

「課長に見せて、そのあと局長に見せて…ってこう、どんどん上の偉い人に見せれば見せるほど、指摘が入るほど面白くなくなるっていうのを大臣がわかってたので、このチャンネルは僕の直轄にするから上司は内容に一切口出すな、っていうふうにおっしゃったんです。で、若手職員でYouTuberやりたいものはいないか?っていうふうに全職員に向けて公募があったんですよ」


そうやって始まった『BUZZ MAFF』の中で一番の再生数を記録しているのが、昨年、白石さんたちがアップした『農水省から皆様へのお知らせ』という動画です。

「コロナ禍で、1年前ぐらいだったんですけど、入学式とか卒業式とか結婚式とかが全国で中止とか延期になってしまってですね。花が全然売れない時期がありまして。で、生活にもっと花を取り入れてみんなもっと花を買ってください!っていうメッセージの動画だったんですけど、時期も相まってですね、国民のみなさんがたくさん見てくださって話題にしてくださいまして。90万回ぐらい再生されました」

「一番嬉しいのはやっぱり、花農家さんから実際にたくさんのコメントを頂きまして。こういった苦しい状況っていうのを全国に伝えてくれて本当にありがとう、っていうふうなお手紙も貰ったりとかしてですね。そういう意味ではやりがいがあるかもしれないですね」「飛び込んで良かったなとは思ってます」


今年4月から、生まれ育った九州を離れて東京・霞が関にある農水省の広報室に異動になった白石さん。YouTube以外にも日本の食材の魅力を伝えるお仕事をしていて、今年春に出版された本『農林水産省職員直伝「食材」のトリセツ』では、大好きだという野菜のトリセツを伝えてくれています。

例えば、イチゴのへたを取り除く時は包丁でザクッと切らない方がいいんだとか。

「ま、見栄え的にはいいかもしれないんですけど、栄養素がそこから流れ出ちゃうっていうことがありまして。あとですね、へたの周りっていうか、付け根の方に一番甘いのが詰まってるんですよ。なので、そこを包丁でザクッと切っちゃうと、甘いところもなくなるし、栄養も流れちゃうのかなと。手でへたをむしってください。そしたら栄養も逃げませんし」

そんな知識が図解付きで解説されている『農林水産省職員直伝「食材」のトリセツ』。白石さんによると、トマトの切り方にもコツがあるんだそうです。

「トマトはですね、切った時に中のゼリーとか汁が飛び出ちゃってまな板が汚れたり…っていう方がいらっしゃる」「それを防ぐためには、トマトの構造を理解すればよくてですね。トマトのゼリーとか種が詰まってる部分っていうのは、へたの反対側の裏を見ればわかるんですよ」

「へたと逆の方にくぼみがあります。そしたら(くぼみに沿って切り分けると)絶対に飛び散らないです。トマトの構造的にゼリーとか種が詰まってる所をきれいに避けて切れるんですよ。ちょっとくぼみが見つけられないな、っていうホントに丸いトマトの時には、放射線が3本入ってると思いますので…白い線ですね…そこを避けて切ってください」

「(綺麗に切ったら)感動しますよ。飛び散らないですし、栄養も逃げないので」「旨味も栄養も種とかに詰まってるので」

また、ピーマンも わたや種に栄養が集中しているので丸ごと食べた方がいいんだとか。

「(肉詰めの時は)ひき肉と一緒に混ぜ込んでください」「栄養素だけで比較すると、外の皮っていうのはもう入れ物でしかないような…」「そこ(わたとか種)にこそ、栄養がメチャクチャ詰まってるんですよ」

来週も引き続き、農林水産省広報室の白石優生さんをお迎えします!
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