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農林水産省YouTuberの白石さんがお米を語る!  (2021/07/17 放送)

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先週に引き続き、今週も農林水産省広報室の白石優生さんをお迎えしました。

鹿児島弁の柔らかな語り口が印象的な白石さんは、霞が関初の国家公務員YouTuber。農林水産省の公式YouTubeチャンネル『BUZZ MUFF(ばずまふ)』で“タガヤセキュウシュウ”として活躍していますが、東京に来る前は2年間、熊本にある九州農水局で働いていました。

「いろんな生産者さんとかJAとか関係機関もそうですし、いろんな方のお話を聞いて、それをレポートみたいなものにまとめてですね。それを政策とか業務に活かすためにやっていく…みたいな。ま、営業みたいな仕事ですかね。そういうのをしておりました」

「なので、喋ることが仕事みたいな感じはありました」


これまでに出会った印象的な生産者さんについて伺うと、白石さんはこう答えてくれました。

「本当にたくさんあるんですけど、若い農家さんのお話を聞いてると、野菜をどういうふうに見せるのか?とか、ブランド化してですね」

「例えば、ミニトマト農家さんなんですけど…お父さん、それからお祖父ちゃんの代はずっと普通の赤いやつを作ってたんですけど、息子さんが就農されてからは、黄色のトマトとか紫のトマトとか青色のトマトとか、色がいろいろあるやつを宝石箱みたいなのに入れて宝石トマトとして売ってる農家さんがいたりですとか。それが印象に残ってますね」

農家さんの中には他の仕事を辞めて農業にチャレンジしている方もいるんだとか。

「農業って、一から始めるのってホントにハードルが高くてですね。そこを国も支援していかなくてはいけないとは思うんですけど…」

「印象に残ってる農家さんとしては、農業高校の先生として働いてらっしゃっていて、ずっと農家になりたいって思ってたんだけど、お父さんもお母さんも会社員なんです。で、土地がないから農業するのは無理だ、っていうふうに周りから言われ続けて諦めてた方が…25歳の女性の方なんですけど…農業高校で将来の夢についての授業をしている時に、私の夢はなんだったんだろう?って思い返して、その次の月に先生を辞めて就農したって方がいらっしゃいました」

「今は土地を借りたりする制度もありまして。耕作放棄地が全国的に増えてるって状況もありまして、遊ばせてる土地とか、このままだったら荒廃していく土地っていうのを無料で貸したりとか、そういった取り組みも市町村ごとにやっております」

白石さんは、農業の魅力の一つは人の命を支えているものを作る産業であることだとおっしゃっていました。

「今の農家さんは、自分たちのストーリーを伝えてる方が多いと思います。例えば、災害があったのにそこから復興してやっと出来たカボチャなんだよ、っていうストーリーまで、今はSNSとかで全部伝えられる時代ですので。そこのストーリーまで踏まえて消費者の方に野菜を選んでもらう、商品を手にとってもらう、っていう方々をたくさん見てまして。そういう意味ですごく魅力があるといいますか、命っていうものに非常に関わってる仕事なんだなっていうふうには思いました」


夏休み間近ということで白石さんがオススメする自由研究について伺うと、こんな答えが返ってきました。

「今、自分が小学生になったとしたら…してみたいのは、お米の新米と古米の比較でもいいですし、品種による比較でもいいですし、炊いた時の水の量の比較でもいいと思いますし、どうやったら自分が一番美味しいお米が炊けるのか?っていうのをいろいろ試す研究とか(笑)」

今年の春に出た本『農林水産省職員直伝「食材」のトリセツ』にも登場している白石さん。お米を炊く時に、まず水道水で研いて炊く時に高価ないい水を使うのは間違いなんだとか。

「あれは逆ですね」「研ぐ時というか一番最初にお米が触れる水っていうのが、炊きあがった時に一番お米が吸収してる水分なんですよ」「だから1回目に研ぐ水に軟水のミネラルウォーターを使うと美味しく仕上がります。(炊く時は)水道水でいいです。ほとんど蒸発するので」

また、新米と古米で炊く時の水分量を変えたほうがいいそうです。

「古米(1年以上たったお米)って、古いっていう言葉が使われてるので、あまり良くないイメージあると思うんですけど、古米は古米で美味しい炊き方がありまして。新米よりも水を多めにして炊くと凄くふっくら仕上がりますし、逆に水分を新米よりは吸収しづらいので古米の方を使うお寿司屋さんとかもあったりするんですよ。なので、その“新米神話”みたいなものを崩したいんですよね」

「(新米しか美味しくないみたいな)そういう風潮があるんじゃないかなと思うんですよ。そうじゃないです。古米も美味しいですよ」

さらに、白石さんは用途にあったお米の選び方についても教えてくれました。

「例えば、弁当を作るんでしたら、北海道産の『ゆめぴりか』とかは冷めても凄いもっちりした食感を維持できます」「お弁当にしても、朝作ったやつでもお昼もふっくら食べられると思います」

「おにぎりにするなら…ま、例えばなんですけど、新潟の『新之助』とかはいいんじゃないですかね」「これはですね、粒が大っきいんですよ」「やっぱり、おにぎりって一粒一粒、噛みごたえがあるのがいいじゃないですか」


最後に、白石さんはご自身にとっての挑戦についてこう話してくれました。

「挑戦とはですね、失敗をたくさん重ねることかなとは思います」

「失敗ばっかりですねぇ。10個の失敗の中に1個成功があるみたいな…。でも、打率1割でも挑戦し続ければ当たるかもしれないので、いろいろ考えて考えて悩む時間よりも、とりあえずやってみて試行回数を増やすっていう方がいいのかなと思います。YouTubeもそうですけど」

「20代の前半の今って、チャンスってちょっと気を抜いたらサァって過ぎていって違う人に回ったりするので、来た球は全部パッと受け止めてすぐ投げ返さないとですね。やっぱり来たチャンスをすべてものにするためには、いい球も良くない球も全部…ってした方がいいのかなと思います」

番組では、そんな白石さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「白石優生さんの色紙希望」と書いてご応募ください!
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「死ぬまで鹿児島弁を喋りたいなって思います」とおっしゃっていた白石さん。出演している農林水産省の公式YouTubeチャンネル『BUZZ MUFF(ばずまふ)』は、全国の職員20チームで回していて、毎日投稿するようにしているんだとか。

「こんな更新頻度のある国家機関のYouTubeってないと思います」