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42才、貯金ゼロ…小日向文世さんが俳優人生を振り返る  (2017/01/28 放送)

先週に引き続き、今週も俳優の小日向 文世(こひなた ふみよ)さんをお迎えしました。

1月23日に63才のお誕生日を迎えた小日向さん。昨年の大河ドラマ『真田丸』では豊臣秀吉を演じ、2月11日に主演映画『サバイバルファミリー』が公開されるなど大活躍されていますが、40年の俳優人生は常に順調だったわけではないようです。

1977年、23才の時に劇団『オンシアター自由劇場』に入団。「自分はテレビや映画に出る俳優になるために劇団に入ったのにこのままだと出られない」という理由で劇団を辞めたいと思ったこともあったそうですが、結局、テレビや映画の仕事は来ず、ずっと舞台一筋だったそうです。

そして39才で結婚し、41才で長男が誕生しますが、96年、42才の時に劇団が解散。その時の貯金はゼロだったとか…。「ただ、劇団時代はずうっと金がなかったんで、バブルも何も関係ないし、そんな怖いことはなかったですね」と小日向さん。当時についてこんなふうに話してくれました。

「劇団解散して映像の仕事を始めても仕事がなかなか来ないもんですから、けっこう家にいる時間が多かったんですよ。で、二人目も生まれて。だから、しょっちゅう子供と一緒に公園行ったりしてるんですけど、女房は働けとは言わなかったですね。で、女房も働かないわけですよ。だから、お金がなくなると、前借りよろしく、って言うからすぐ事務所の社長に電話して、前借りお願いします!って(笑)。社長もホントによくやってくれましたけど」

「仕事が来ればそれに答える自信はありましたよ。だって19年、舞台やってましたから。ただ、僕は無名だったから。映像に入った瞬間に、あ、俺、新入生だ、無名なんだと思って。だから、後これから仕事で一つ一つ積み上げていけばそのうち回り始めるだろうと思ったんですよ。で、やる自信はそれなりにありました。女房もそう思ってくれてたみたいですよ。それが助かりましたね。アルバイト行ったら?って言わなかったですからね」

そんな経験をしてきた小向さんは、仕事についてこんなことをおっしゃっていました。

「そりゃ、人が忙しそうにしていると羨ましいですよ。だって十分いま仕事やってるじゃん、と思うのに、あ〜いいなぁ、あんなに仕事やって、あんな役貰ってる、とかって。だから、これが一つの原動力になってるんでしょうね。後はのんびりゆっくりっていう気持ちもあるんですよ。けどね、仕事はやっぱり常にやっていたい、っていうのはあるんですよね」

「役者の代わりはいくらでもいる。だからこそ休んじゃいけないと思うんですよ。これをやってくれ、って頼まれたら、僕にオファーが来たわけですから、ありがとうございます!ってやった方がいいと思う。それを、いやこれはいいっす、なんてやっちゃうと、もういくらでも、うわぁっと来ますよ!『蜘蛛の糸』じゃないけど、下にこっそりいますから。これにしがみついて上がっていかないと」


2月11日から公開される小日向の主演映画『サバイバルファミリー』。突然、電気がなくなった世界で家族と共に奮闘するお父さんをコミカルに演じています。恵さんは一足先に家族で鑑賞して、お子さんたちも大爆笑だったとか。

そして、私生活での小日向さんは、かなり優しいお父さんのようです。

「僕はとにかく息子たちが大好きで。反抗期なかったんですよ、息子たち。僕は子供がちっちゃい時から、幼稚園に行くっていったらこう抱きしめて送り出して…ほら、今生の別れになるかも知れないと思って。必ず家出る前にこうやってチューもしてました。それいまだに続いてますから。寝る前におやすみって」

ちなみに、息子さんたちは現在21才と18才だそう。「チューはさすがにやめましたけど、お父さん、じゃあおやすみ!つって、パーンと手を叩いてハグ。俺けっこうしつこいですから、背中をこう…。大好きです。だから、よく芝居で泣くシーンとかの時、泣けないと何度も子供を殺しましたもん(笑)」

また、奥さんとも上手くいっているそうで、「好きですよ。女房よくやってくれますから。そりゃ恋愛当時の関係はなかなかなくなりますよ。でも、ベッドもちゃんと一緒に寝てますよ。こんなこと言っていいのかな(笑)」とのこと。でも、今回の映画『サバイバルファミリー』で演じているお父さんと実際の自分とはギャップがあるので、最初は少し抵抗があったとおっしゃっていました。

小日向さんは映画『サバイバルファミリー』の見所についてこんなふうに話してくれました。

「CGなしで実際に役者たちが体はってますから。豚を追う。11月29日の天竜川に入る。医者がスタンバイしてましたからね。あとは家族で観た時に、もしお父さんだったらどうする?もしうちだったらどうする?って自分たちに置き換えて十分観ることができる。台詞が少ないんで物凄くわかりやすい。それと、父親としてどうあるべきか、っていうことを突きつけられますよね。できない自分、でもやらなきゃいけないってこと。子供たちにはそのサバイバルでハッキリと父親ってこういう人なんだってわかってくるじゃないですか」 

最後に小日向さんにとっての挑戦について伺うと、こんな答えが返ってきました。

「やっぱり常に自分自身との戦いだと思います。自分が弱気になった時に、どう自分のケツを叩いて、もう一つ、えいって踏ん張るかっていう。家族だったりいろんな守らなきゃいけないものがあるんだけど、常にまずは自分。自分との戦いでしたね。弱気になる自分、明日のためにどこまで自分が今晩粘って、明日の発表のために準備できるか、寝なくてもどこまで粘れるかっていう、常に自分自身との戦い」

番組ではそんな小日向さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらの色紙を1名様にプレゼントします。このホームページ右のメッセージフォームから「小日向文世さんの色紙希望」と書いてご応募ください!
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