今月ご乗船いただいているのは、元プロボクサーの山中慎介さんです。

2006年にプロデビューした山中さん􏰄、“神􏰃の左”と呼ば􏰅れた強烈な左ストレートで知られ、第29代 WBC世界バンタム級チャンピオン。
そして、第65代 日本バンタム級王座に輝きました。
日本歴代2位 12度􏰃防衛を重􏰆ねた歴史に残るボクサーです。
昨年3月に、惜しまれながら引退されました。

そんな山中慎介さんに、旅の􏰃お話を伺いました。


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干場「この船に乗っていただいたゲストのみなさんには、『ご自身の旅のお話』をしていただいているのですが、今日はどちらへ行かれたお話を聞かせていただけますか?」

山中「今回はラスベガスに行った話をしたいと思います」

干場「ラスベガスは、なぜ行かれたんですか?」

山中「ラスベガスに一番最初に行かせてもらったのは、世界チャンピオンになって、僕はWBCの世界チャンピオンだったのでWBC総会っていうのがありまして」

干場「総会というのは、どういうものなんですか?」

山中「ジムの会長とか、ジムの上の方が『ランキングをもうちょっと上げてくれ』とか、色々な話し合いをする場だと思うんですけど。
チャンピオンの選手たちは関係なく、総会で何をするっていうわけではないんですけど。夜のパーティーにボクシング界のレジェンドたちがたくさん来るんですよ。特にラスベガスという場所であれば、アメリカ出身の有名なボクサーもたくさん来られていて」

干場「WBCの世界チャンピオンが全員集まるってことですか?」

山中「元チャンピオン含めて、元選手もそうですし、その中にマイク・タイソンとか、シュガー・レイ・レナード、トーマス・ハーンズとか、そういったレジェンド達が次々と姿を現しましたね」

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干場「実際にお会いしたんですか?」

山中「会いまして、写真も撮ってもらいましたね。レジェンドボクサーっていうのはやっぱり一番興奮しますね。僕は一番の目的はマイク・タイソンだったので、ちょっと怖かったですけどね、耳かじられるかなと思って心配していたんですけど(笑)。
優しくはないですけど、オーラはあるので……写真を撮ってもらいましたね」

干場「タイソンって、ヘビー級のボクサーの中では小柄じゃないですか? 実際にお会いするとどうなんですか?」

山中「小柄ではあったと思うんですけど、180センチくらいだと思いますけど、横もしっかりありますし、筋肉もありますし。
何よりオーラもありますし、顔にタトゥー入ってますし、まぁ、怖かったですね」

干場「タイソンが試合していたのはけっこう前ですよね」

山中「そうですね。現役の頃とは違いますけどやっぱり輝いていましたね」

干場「ラスベガスでボクシングを観戦されたことはあるんですか?」

山中「3度、4度ありますね。大きい試合と言いますと、マニー・パッキャオの試合もラスベガスで見させてもらいましたし。ジムの同僚が3人、ラスベガスでやっているのも観戦させてもらいました。
日本でも試合会場の雰囲気っていいんですけど、またラスベガスになるとお客さんの盛り上がりも違いますし、盛り上がり方を知っているというか、本当に楽しんでますよね。
こんな会場で入場できたら気持ちいいだろうなと、常に思っていましたね。

干場「うんうん」

山中「僕が防衛を重ねていた頃も、4度目、5度目ぐらいの時には、“いつかラスベガスで試合をしたい”ということも口にしていましたし。
なかなか実現できなかったですけど、やっぱり一度ボクサーになれば、華やかな会場でやりたいなっていう思いはありますよね」

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「以前、サーフィンができるクルーズ船のお話をされていました。
そのほかに面白いアトラクションができるクルーズ船を教えてほしいです」


くぼこまき:“なぜ船の上でこのようなことが!?”ということが、いろいろ起きるんですけれども(笑)。
船のそのものが波の上にいるのに、さらに波に乗るという面白い状況になっちゃうんですけど(笑)。サーフィンができるのは『ロイヤル・カリビアン・インターナショナル』という船会社が所有している大型船に多いんですね。

その中のひとつ、『ハーモニー・オブ・ザ・シーズ』という船に乗船した時なんですけれども、デッキ上にすごく長いワイヤーが通してありまして、そのワイヤーに吊るされて、端から端へ滑り降りるという、そういうことが船の上で出来たりですとか。あと、メリーゴーランドなどがあって、完全に遊園地ですね(笑)。あとはロッククライミングができたり。

昨年から就航したアメリカの船なんですけども、『ノルウェージャン・クルーズライン』の『ノルウェージャン・ブリス』という新造船があるんですけど。
こちらは洋上初のレーストラックがあるんですね、本格的なレースコースになっていて、ヘアピンカーブがあったりとか、青空の下、海を見ながらレースをするという(笑)。
あと、同じ船の中にレーザータグというアトラクションがありまして、これがサバイバルゲームなんですね。船の上で宇宙の覇権をかけて戦うという(笑)。
レーザーガンでサバイバルゲームをするという、“なぜ?”と思うことが、次々に起こるのが大型船の世界というところでしょうか、めちゃくちゃ楽しいですね(笑)。