Dream Heart(ドリームハート)

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REPORT 最新のオンエアレポート

Dream HEART vol.414 アーティスト CANDLE JUNEさん 「今の日本にしか言えないことを福島から発信し続けたい」

2021年03月06日

CANDLE JUNE(キャンドル・ジュン)さんは、長野県のご出身で、
1994年に、キャンドルの制作を始められます。

「灯す場所」にこだわり、様々なフィールドで空間演出を行い、
キャンドルデコレーションというジャンルを確立。

2001年に、原爆の残り火とされる「平和の火」を広島で灯してから、
「Candle Odyssey」という、悲しみの地を巡る旅を続けていらっしゃいます。

そして、2011年、東日本大震災を受けて
「一般社団法人LOVE FOR NIPPON」を発足、支援活動を始められます。

また、毎月、月命日の11日には、福島の各地でキャンドルナイトを行い、
3月11日には「SONG OF THE EARTH 311 FUKUSHIMA」を開催されるなど、
継続的に被災地の支援活動をされていらっしゃいます。


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──みんなが分かるキャラクター

茂木:JUNEさんにパーティでお目にかかって話した時にすごく印象的だったのが、とても素敵なタトゥーされてることなんです。

CANDLE JUNE:この間も友人の映像ディレクターが、「JUNEのやってることはすごくいいことで、もっと広がればいいけど、みんなお前の見た目とかのギャップがあるからもったいなくない?」って言われたんですね。「お前がもっと、髪の毛が普通、ファッションも普通にしちゃえば、もっと多くの人が分かりやすくない?」と言われたんですけど…。

茂木:(笑)。何てお答えになったんですか?

CANDLE JUNE:自分は逆で、「この災害が起きて、自分が何度も福島に通うよりも、福島県に近い人って何万人いますか?」と思うんですよね。

茂木:もっといらっしゃいますもんね。

CANDLE JUNE:「その人たちが1回でも行って何かできたら」と思うんですが、ちょっと変わった人物が初動の支援が多いんですよね。
何が言いたいかと言えば、普通にしたい人たちは、常にファッションも追い続けるじゃないですか。ヘアスタイルも追い続ける。ずっとそれをやることは大切なんだろうけど、自分からしたら「何で本を読みたいの?」という時に、自分の糧にして、自分磨きなのか自分探しなのかをしたいんだとします。だとすれば、ヨガに通うだとか色んなことをするのも分かるんだけど、「それに時間とお金を使いますよね」と。それがゆえに、またもっと働かなくちゃという、「逆に、みんな本質から遠のく行為をしているんじゃないですか?」と思うんです。

茂木:なるほどなぁ。

CANDLE JUNE:自分からしたら、普通を装ってる人たちは、「でも、いつかそういう災害が起きた時に、あなたはいきなり当事者になりますよ」と。「その時に助けに来る人たちは、結構変わった人たちばっかりですよ」と。

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茂木:(笑)。ということは、CANDLE JUNEさんのような人が来るよ、と。

CANDLE JUNE:というのも変なんですけど(笑)。
自分が福島に入ったら、「JUNEさんこんにちは」とか「JUNEちゃんおかえり」とか、割りと、みんな覚えてくれているんですよね。これが、自分が普通のような格好になって紛れていけば行くほど、悪いことをしても紛れられるんですよね。でも、自分が歩いてたら、みんな「CANDLE JUNEだ」と分かるので、悪いことはできないですよね。

茂木:(笑)。じゃあこの表現は考え抜いたことですね。

CANDLE JUNE:本当に引き算をしてきた結果、キャラクターが成立していれば、自分が何を着ていようが無駄がないな、ということです。

茂木:なるほど。


──地球からのメッセージに日本人が言えること

茂木:いよいよ、来週の3月10日、11日に福島県にあるJヴィレッジで、追悼復興イベント「SONG OF THE EARTH 311 FUKUSHIMA 2021」がありますね。先週もお話いただいたんですけど、凧あげ大会は子供たちが喜ぶでしょうね。

CANDLE JUNE:凧あげと、キャンドルナイトと、音楽フェスティバルですね。

茂木:CANDLE JUNEさんのYouTubeチャンネルのキャンドルの映像、素敵ですよね! すごく美しい映像でずっとキャンドルを映していて。キャンドルの魅力とは何ですかね?

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CANDLE JUNE:キャンドルを見て「綺麗だな」と思ってくれる人間がいる以上、この地球は平和なんじゃないかな、という気がしますね。

茂木:フジロックフェスティバルなど、様々なミュージシャンとのコラボをされてきたんですけど、今我々が求めているものは何なんですかね?

CANDLE JUNE:自分は、自分の見た目がどうこうと言うよりは、改めて、トライバルと言うか『日本人とは』みたいなところをそろそろ明確にすべきじゃないかな、と。
政治的なアクションとか、活動家的な、と言うよりは、日本人しか経験してきていない事が自分たちの確かなことだから、他の国がどうだから真似をしようとか、取り入れようという…まぁ、取り入れてミックスすることが日本人の得意なことだとしても、もっと元々ある日本の歴史背景から、『日本人とは』ということをもう少し意識することが大切なんじゃないかな、とは思うんですよね。

茂木:JUNEさんが今『トライバル』という言葉を使ったことがすごく印象的だったんですけど、『トライバル』というのはどんな感じなんですか?

CANDLE JUNE:自分は江戸時代みたいなものがとても魅力的と言うか。歴史がそんなに詳しくはないんですけど、戦国時代というのがすごく長くあって、それが本当に大変だったから、いよいよやめて江戸ができて。そういう反動があったがゆえに、江戸は文化まですごく発展したんじゃないかな、と。
そう思うと、世界大戦が原爆で終結した先に、戦争とかテロというものはずっと続いている中で、日本人が唯一言えることは「被爆国ですよ」とか、かつ、平和憲法を授かって育んで来たこと。でも平和利用と言っていた原発は事故になり…。
というこの歴史背景から、「すごく頻繁に起こるこの災害も、地球からのメッセージじゃないか」と捉えると“人がどうあるべきか”、日本人にしか言えない台詞があると思うんですよね。「やはり、核兵器いらないよね」とか、「平和というものこそが、日本の世界に売れる商品だよ」って。“商品”と言うと薄っぺらいかもしれないですけど(笑)。
そう思うと、歌にもあるんですけど『ナンバーワンじゃなくてオンリーワン』という意味では、今日本にしか言えないことがあるんじゃないかなと思います。それを時間をかけてでも、3月11日に、日本の福島からずっと発信し続けて行きたいなと思うんですよね。

茂木:そういう想いも込めて、今年の「SONG OF THE EARTH」は行われるんですか。

CANDLE JUNE:そうですね。これからがまた本当のスタートと言うか、“福島のせいで放射性物質がたくさん飛んで行ってしまった”という事実はあると思うんですけど、でも、“福島のせいで”ではなくて“福島のおかげで世界が学んだよ。ありがとう”という声を、いつか福島に返したいんですよね。

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