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海の紅葉、シチメンソウ

レポーター:FM佐賀 松本 由紀

レポーター:松本 由紀

今、私の目の前には日本一の千満を誇る有明海が広がっています。ここ、佐賀県の東与賀町では、晩秋のこの時期、有明海の干潟の沿岸が「シチメンソウ」という植物で深紅に染まります。1.6?にもわたる群生は、まるで真っ赤な絨毯のようで、海の紅葉と呼ばれています。高さ20〜40cmのこの植物は、塩分の濃い海水にも耐えることができる特性を持っていて、葉の色が赤→緑→赤と変化する様が七面鳥の顔色の変化に似ていることから、シチメンソウと呼ばれるようになったとか。また、その分布は珍しく、レッドデータブックでは絶滅の危険が増大している種に指定されています。
このシチメンソウを守り、育てていこうと、およそ17年前に地元の皆さんが集まって「シチメンソウを育てる会」が結成されました。現在の会員はおよそ40名。小中学生を交えて種まきや清掃などのボランティア活動を行っていらっしゃいます。結成当初は干潟のゴミに悩まされたそうですが、清掃活動や、近くの公園のゴミ箱をなくして持ち帰り作戦を行った結果、今は環境もずいぶん良くなったとのことです。
シチメンソウを育てる会代表の山田いさお功さんは「シチメンソウは東与賀町の宝。環境の条件が整えば、生える範囲がもっと増えるだろう」とおっしゃっていました。
干潟に広がる美しい紅葉は、育てる会をはじめとした町を愛する人々によって守られています。

放送局:FM佐賀

レポーター:松本 由紀

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