
今朝私は山口市を流れる椹野川の河川敷に来ているのですが、この椹野川を守るために誕生した地域通過『フシノ』についてお話します。椹野川は山口市の北部を源流とする川で、途中いくつかの支流と合流しながら瀬戸内海まで注ぎます。しかし1985年には約460トンのアサリを漁獲する好漁場だった干潟が91年以降はほとんど採れなくなりカキ殻や泥が堆積、また上流では森林の荒廃や生活排水の流入による水質悪化など流域全体で問題を抱えています。またそれに追い討ちをかける様に、川の上流に産業廃棄物の処理場を作る話が持ち上がり、反対した住民が「処理場を作らせないためにその土地を購入して自然を守ろう」という趣旨で地域通過『フシノ』を生み出しました。この地域通過『フシノ』とは、協力店で買い物をすれば代金の一部として使う事ができる紙幣なんです。椹野川流域の環境を守る活動をした人たちに発行するので、自然を豊かにする行動をしたという証明書にもなります。椹野川一帯の自然を守り続けるために、色んな活動を多くの人たちがボランティアで行いました。そんな人たちに地域通過"フシノ"が渡されています。今では地域通過"フシノ"を使用できる協力店も増えてきて、地域全体で椹野川の源流を守って行こうと活動の輪が広がっています。

