
おはようございます。石川県は雨が降っています。今朝は白山麓の町、鶴来町に来ています。今日はこの鶴来町から、白山麓の間伐材を利用して、スイスの民族楽器アルペンホルン作りに取り組んでいる金沢市の田中清治さんの話題をお伝えします。石川県に広がる白山麓の山々には、杉やヒノキなど名木がたくさん植えられているのですが、林業関係者の後継者不足などもあって手入れがされず、荒れ放題になっているところも少なくありません。せっかくの木材も雪の重みで、冬場に曲がってしまい、そのまま放置されてしまうのです。本業が内装業の田中さんは、林業に携わっている人たちが山の荒廃に頭を痛めていると聞いて、そのような間伐材を使ってアルペンホルンを作ろうと考えました。といっても楽器作りは初めてで、最初は木材の乾燥が不十分で、ひびが入ったりするなど試行錯誤があったそうです。しかし、苦労の甲斐あって、去年長さ3.5メートルの立派なアルペンホルンが完成。出来上がったホルンは地元の管楽器愛好家の皆さんによって、イベントが開かれる会場などで、演奏されています。深みのあるアルペンホルンの音色は、資源を有効に使って欲しいという山の叫びでもあります。田中さんはこれからもアルペンホルンを作って、自然の大切さを一人でも多くの人に呼び掛けていきたいと話しています。