
頭の赤・羽の黒・全身の白と彩りの美しいタンチョウは、世界中でわずか1500羽あまり。日本各地でも江戸時代まで見られましたが、明治以降は、乱獲や湿原の減少のためまたたく間に減少し、昭和27年から国の特別天然記念物に指定されました。そのタンチョウを増やそうと、ここ後楽園など岡山県下4箇所で、繁殖や人工ふ化の研究が行われています。岡山県の飼育個体数33羽は日本で一番多く、タンチョウは岡山県民にとって身近な存在です。
岡山藩主池田綱政公が後楽園を造った約300年前から10羽ほどのタンチョウが飼われ、めでたい鳥として親しまれてきました。そして3年前に後楽園で生まれた3羽も随分と成長し、人と自然の共生に希望を与えてくれています。堂々として優雅な鳥、タンチョウ。これからも末永く自然と人間との間をトリもって欲しいものです。

