
松江城の桜の下から
風流にお伝えします。
鳥取県西部にある日吉津村が地域ぐるみで
取り組んでいる「蛍の飛び交う村づくり」の話題です。
県の西部を流れる一級河川・日野川が日本海に注ぐ、
そのもっとも下流にあたる日吉津村の小学生たちが、
先日春休みに入る前に蛍の幼虫を放流しました。
豊かな清流でなければ生息できない蛍の幼虫は、
子供に「環境の大切さ」を教えるまたとない生き物と
言えます。
放流した場所は、村役場のすぐ前の用水路。
もちろん放流に先立って、地域の大人たちが
用水路に流れてきたゴミや流木を掃除しました。
ちなみに、山陰に生息する蛍の多くはゲンジホタルで、
卵から孵化して、幼虫の間は水中でカワニナ(タニシ)を食べて成長します。
ちなみに、蛍を安定して根付かせるのに最低3年かかると
いわれてます。
約10年にわたって飼育を手がけてきた役場の職員さんは、「嫁に出す心境だ」と感慨深げでした。
また、小学生たちも、蛍が暮らす地元の川が一体どこからどのように流れてくるかを知ろうと、上流に向けて10キロ近く活動もしてるんですね。
こうした地域ぐるみの努力が川の下流から上流へと伝わって、梅雨時にたくさんの蛍が舞うことを、子供たちは本当に楽しみにしています。
皆さん、レジャーに出かける時は、
くれぐれも上流の水をきれいに使ってくださいね。

