
佐賀県では、今、嘉瀬川ダムの建設工事が進められていて、ダムの工事事務所は将来的に水没する地域の絶滅危惧種や自然を守ろうと、環境保全の取り組みを行っています。一方で、神埼郡にある国営吉野ヶ里歴史公園では、弥生時代の人と自然の関わりを学ぶことが出来る「古代の森」をつくる計画が進められています。森を守りたい・森を作りたい、この二つの想いが合致し、先日、森の引っ越しが行われました。引っ越しといっても、樹木だけの移植ではありません。森をパズルのようにいくつものピースに区切り、それを土ごと切り取って移植するという引っ越しです。土壌動物や微生物もまるごと運ぶので、長年にわたって積み重ねられてきた森の生態系を崩さずに、森をリサイクルできるのです。
今回、吉野ヶ里歴史公園に移植されたのは、佐賀市富士町の森、1000平方メートル。樹齢7年前後の木が生い茂っている場所で、去年の10月末から12月末にわたって実施されました。
今年も、夏前と秋に、ふたたび引っ越しが行われる予定です。

