
古くは徳島城の外掘りとして活用された川です。
この川は四国の中央を西から東に流れる日本で12番目の川、長さ194kmの吉野川から分流されています。
この川の清掃に取り組んでいるのが「新町川を守る会」です。
この会のメンバーと、川の上流、高知県本山町のNPO法人「れいほく活性化機構」のメンバーが合同で清掃に取り組みました。
川の源流から川下に助っ人が訪れたものです。
新町川を守る会では、これまで川の清掃のほか、下流の浄化は上流の環境保全が大切として、8年前から1年に3回から4回、上流部で植林や間伐作業を手伝ってきました。
こうした活動から、上流と下流の合同清掃の話が出てきました。
この日は、船に乗った会員が、川に浮かぶビニール袋や岸の空き缶などを拾い集めたり、いたずらで投げ込まれたベンチなどを回収しました。
こうして、県境を越えて吉野川の上流と下流の住民が初めて顔を会わせ
川の水質向上を目指し協力しました。
新町川を守る会の中村理事長は、
「上流から下流までが連携しないと本当に美しい川は作れない。」
と話しています。


