
毎年多くの初詣客が訪れる世界遺産・厳島神社があります、宮島。昨年5月、この宮島に向かう航路に、環境にやさしいエコシップ、「みやじま丸」が就航しました。広島県江田島市にある造船会社によって作られた、広島生まれの船です。みやじま丸は国内の小型旅客フェリーでは国内初となる、電気で動く「電気推進船」です。船を走らせることによって出るCO2などの環境汚染物質を減らすことができ、環境にやさしいという特徴があります。さらに、短い距離の運行でもエネルギーを浪費せず、振動や騒音も少ないそうです。船の中も、体の不自由な方でも乗りやすいようにトイレをバリアフリーにしたり、通路を広くしたりと工夫がこらしてあります。宮島が世界遺産に登録されて10年が経ちました。今年も、ずっと残したい貴重な財産であるこの宮島に向けて、環境に優しい船「みやじま丸」が皆さんを運んでいきます。