
チームは、大分県豊後大野市にある稲積水中鍾乳洞(いなずみ すいちゅう しょうにゅうどう)内で大気観測を行いました。
鍾乳石がどのように成長しているのか、生成のメカニズムは、鍾乳洞の天井から滴り落ちる水滴に含まれるカルシウムイオンと炭酸水素イオンが化学反応し、炭酸カルシウムが生成され、鍾乳石へとなります。
実は、この反応の進みやすさを決めるのは二酸化炭素の濃度が関係しているんです。鍾乳洞の中の二酸化炭素の濃度が低ければ、この反応が進み、より鍾乳石が成長するのだそうです。
(定説では、鍾乳洞内の二酸化炭素の濃度は、洞外と同じで、鍾乳石は季節に関係なく、
常に成長すると思われていた。)
研究チームでは、定期的に洞内を観測しています。樹木が年輪を刻むように、鍾乳石にも二酸化炭素濃度変化の時が刻まれているのだそうです。ですので、鍾乳石の詳しい成長過程が明らかになれば、過去の環境を知ることができ、地球温暖化の解明にもつながるそうです。


