
大森地区は、かつて、アサクサノリの名産地だった場所です。昭和初期までは、全国で獲れるノリのうち、東京湾で獲れるノリが7割を占めていたんですね。しかし、開発や道路の整備が進み、埋め立てに伴い、1963年、アサクサノリの生産は完全に途絶えてしまいました。
去年、「ふるさとの食の歴史を伝えたい」として大森に住んでいらっしゃる方、およそ50人が集まって、アサクサノリを復活させました。
たった1年の記念では終わらせないということで、今年も、“アサクサノリ“の生産、そして、「海苔づくり」の挑戦が行われているんです。
先月、東京湾に、網を張るための支柱を建て終わっていまして、来週にも、網を張るそうです。
漁業の担い手が高齢化しているうえに、日本は、ほとんどの海産物を輸入に頼っていますが、東京生まれの“ノリ“が食卓に並ぶ日は来るのでしょうか?
また、地元の小学生や、地元以外の子供たちも「海苔すき」体験ができるようなイベントも予定されています。
食料自給率が上がれば環境にも優しいんですが、まずは、今の子供たちが、将来、海苔づくりをしたいと思えるようなきっかけが生まれたらステキですね。


