
世界のトップアスリートが技を競うこの大会では大会理念の「自然との共生」のもと、カーボンオフセットを活用して二酸化炭素排出をゼロにする取り組みを実施します。
カーボンオフセットとは、人間の活動を通して排出されたCO2などの温室効果ガスをクリーンエネルギー事業などによるCO2の排出削減吸収量でオフセット、相殺する考えです。今大会では具体的にどのようにしてCO2をゼロにするのか、大会組織委員会事務総長の畠利行さんにお話をうかがいました。
「大会期間中、どうしても出る二酸化炭素の分量について、グリーン電力証書によって相殺する、という考え方です。このグリーン電力証書とは、風力・太陽光などの自然エネルギーから発電された電気には、エネルギーとしての価値だけでなく、環境価値を持っているとみなされ、その環境価値分を証書にして流通されたものです。
具体的には、今大会では、猪苗代湖の対岸にあります、郡山市布引高原の風力発電所で発電されたエネルギーを、グリーン電力証書という形で現物協賛していただき、我々の大会はその証書を使うことによって、CO2を排出しない大会とみなされる、というわけです。」
ちょっとややこしいのですが、簡単に説明すると、風力発電では火力などの普通の発電に比べてCO2が排出されません。そのため、同じエネルギーでも、風力発電で生み出された電力には環境価値分があると考えられています。その環境価値を証書化、目に見える形にしたものがグリーン電力証書です。
猪苗代大会で排出されたCO2をこの環境価値分で帳消しにする、ということですね。
このようなスキーの世界大会でカーボンオフセットを導入するケースはまだまだ少ないそうで、猪苗代大会は環境省のモデル事業にも選ばれたそうです。今後は全国的、世界的にこの猪苗代大会のような、地球に優しいイベントが増えるといいですね。


