
そんな益子町でも、先日の震災によって、登り窯と言われる、レンガで組みあげられた伝統の窯が崩れてしまったり、有名作家の陶器が割れてしまったりと、大きな被害が出ました。その被害額は7億円とも言われています。震災から間もなく3カ月になろうとしていますが、現在もボランティアが窯のレンガを移動する作業を続けています。
益子町全体が肩を落とす中、震災から10日程たった時、益子で活動をする若手の陶芸作家たちが集まり、沈んだ現状を何とか変えようと、「カケラプロジェクト」を発足させました。
「カケラプロジェクト」とは、震災で割れてしまった莫大な陶器のカケラを、益子町の震災の状況を収めたアルバムと共に、栃木県外へ持っていき、カケラに、栃木を元気づける言葉を書き込んでもらっています。その名は「旅するカケラ」
栃木県外の方に現状を知ってもらい、また、元気をもらってカケラが栃木に帰ってくるわけです。現在、沢山のカケラたちは、東京・京都・長野に旅をしているところです。
プロジェクトはまだ始まったばかりですが、応援メッセージの書かれたカケラがいっぱいになったら、益子町で、展示会を開き、将来的には、このカケラを使って、道を舗装したり、壁に埋め込んだりと、震災の被害や、復興を風化させないようにしたいと計画をしているそうです。
また、「つながるカケラ」と題して、カケラを様々なアーティストに託し、作品として、生まれ変わらせるプロジェクトもスタートしています。カケラがどんな作品に生まれ変わるのか楽しみですね。


