
栃木県では、地元大谷町(おおやまち)の特産品である大谷石(おおやいし)が
民家の塀や石蔵などに多く使われていましたが、その多くが崩れ、
もっとも処理が難しい瓦礫の一つとなっています。
また、県西部に位置する益子町(ましこまち)は 焼き物の里としても有名ですが、
この益子焼も震災と、さらに5月に栃木・茨城を襲った竜巻で、多くが割れ、瓦礫となりました。
この処理が難しい瓦礫の山を、少しでも再生しようと知恵を出しあい、大谷石は主に
住宅や田畑から雨による土砂の流出を防ぐ土留めとして利用したり、
益子焼は、細かく砕いて、ぬかるみを解消するため、土の上に敷き詰めたりして再利用しています。
そんな中ユニークな使われ方をしているのが、宇都宮の中心部にオープンした、地元新聞社が経営するカフェ。
その名も「下野NEWS CAFE(しもつけニュースカフェ)」です。
外壁には、震災瓦礫の大谷石の表面を綺麗に削りなおしたものが使われ、
とてもモダンな雰囲気に仕上がっています。
とても再生した瓦礫とは思えません。
さらに、店内には、割れた益子焼の角を丸くし、モザイクタイルのように
デザインし貼り付けたアートスペースがあります。
こちらは、益子町のボランティアの方が2日間かけて貼り付けたものなんです。
震災・竜巻が残した瓦礫の処理は、今も様々な方法で続けられています。


