
春先に船のスクリュー等に絡まり、漁業関係者を悩ます海藻、「アカモク」。
福岡県でもそうですが、悩んでいるのは遠く離れた東北の被災地でも同じでした。
「なんとか漁業の妨げとなるアカモクを名産品にする方法はないものか」。
そんな被災地の山田町の声を聞き、福岡県の高校生が立ち上がりました。
普段は畜産を学ぶ、嘉穂総合高校の学生で、学校で販売している鶏卵との
コラボレーションを考え、スイーツにする事にしました。
夏には山田町にも足を運び、被災の現状を見、
現地の洋菓子店の方からのアドバイスも受け、
「きっと美味しいスイーツを作ります!」と誓ったそうです。
実際にお菓子作りが始まると、アカモクの強い粘り気に泣かされました。
プリンはアカモクがすべて沈んでしまう。
ケーキ作りには混ぜたココアがアカモクの粘り気ですぐに固まってしまう等、
たくさんの課題にぶつかりました。
しかし、研究と分量の調整でちょうど良い配合具合を見つけ、
プレーンとココアのシフォンケーキやかりんとう、黒糖饅頭などが完成。
福岡県内のお店でも試験的に販売、収益は被災地への寄付されました。
今後、レシピは山田町の洋菓子店に引き継がれ、販売される予定です。
邪魔者と呼ばれたアカモクで被災地の人々の笑顔が作れたらと、今後の展開に期待しています。


