
建物を解体して処分しようとすると、産業廃棄物となります。
その中には、百年を超える歴史を刻んできた立派な柱や梁、欄間や格子戸がありますが、残念ながら単なるゴミとして処分されているものが数多くあります。
香川県仁尾町にある古材格納庫「古木里庫」では、建物を解体する際に、活用できるものきちんと選別し、再び生活の場に蘇らせるために保管・販売をしています。
香川県には、昔ながらの古い町並みや建物がまだまだたくさんありますが、これらの一部は貴重な資源であると同時に、まさに、先人たちの歴史と技術が詰まった結晶でもあります。
建材として再び利用されるものもあれば、アート・創作活動に利用されることもあります。
日本人が受け継いできた木の文化は、森を大切にする、自然の恵みを大切に使うということでもあります。
山の中で数十年、あるいは百年以上かけて育った木を切り、建材や建具となり、人の生活に取り入れることで、木は新たな役割を持ちます。
それからさらに数十年、あるいは百年以上の時を経て、解体された後、再び新しい建築や作品として活かされる。
そこからまた・・・・・
それは、エコであると同時に、曾おじいちゃん、曾おばあちゃんの代から紡がれた歴史ロマンでもあります。

