
十和田湖国立公園に属する奥入瀬渓流では、群生しているコケにスポットを当て、豊かな環境について改めて知ってもらう取り組み、「奥入瀬渓流コケ散歩」という観察会が行われています。
元々奥入瀬は火山活動によってできた場所で、岩石が転がる死の世界でした。でも、そこにコケが生え、そのコケが水を蓄えることで他の植物も育つようになりました。コケが今の奥入瀬の自然を作っているんです。
観察会では散策するのではなく、同じ場所に腰を据えてルーペを片手にじっくり観察します。
確認されているだけでも約200種類のコケが生えているのだとか。
どれも特徴的で、可愛くもあります。参加者に感想を伺ったところ、「コケの役割を知って、この奥入瀬の景観を当たり前と思ってはいけないと感じた」「小さな自然が大きな自然を作り出していると思った」と話していました。
コケを見つめることが、豊かな自然を見つめなおす機会となっているんです。


