
島根県西部を流れる高津川(たかつがわ)は、「全国の一級河川水質ランキング」で2年連続日本一に輝いている清流です。
国土交通省の調査によると、水質データは北海道から九州の12河川が同じ数値でトップ。
そのうち高津川は唯一、一級河川にして、支流を含めて貯水ダムがありません。
この時期、天然アユが遡上し、多くの釣り人がその絶品の味をもとめて繰り出しています。アユは、川底の石に生える天然のコケを餌にしますから、淀んだ水と、清らかな流れでは当然、味には差がでてきます。
その恩恵をうける地元の高津川漁協では組合員の皆さんが、毎年5月の河川一斉清掃と、毎月第3日曜に清掃活動を継続。
また、国土交通省高津川出張所や行政機関も地元住民と一緒になって、清掃に汗をながしています。
こうした熱意から最近は釣り人のマナーが向上し、ゴミの量は減ってきてはいますが、それでもまとまった雨が降ると、川につながる用水路や、側溝から空き缶やペットボトルなどが流れてくるそうです。
こうしたゴミの一方で、水質にかかわるのが「雨」。春以降の少雨の影響で本来は定期的に洗われる川底の砂や泥が留まりがちに…。
高津川を見守る人たちは地道な清掃活動を重ねつつ、恵みの雨をやきもきしながら待つ日々です。
毎年7月末発表の「水質ランキング」の行方はいかに?


