
山口県立きらら浜自然観察公園をご紹介します。
瀬戸内海に面し山口県のちょうど中央あたり、山口市阿知須にある30haの広大な敷地の公園で、整備されて12年になります。
実は、ここ、かつて農地用に干拓された土地だったんですが、利用されることなく長年放置された間に野鳥の楽園になっていたんです。
再開発の話が持ち上がった時、反対運動が起こり、野鳥たちの生息環境を守りながら、だれでも身近に自然を観察し、自然に親しむことができる公園として整備されたんですよ。
広大な敷地には干拓前の本来の姿、ヨシ原と干潟さらに、淡水池、汽水池、樹林地という5つの自然環境が再現され、野生動植物に適した生態系保全環境が広がっています。
公園のビジターセンターには、40台の望遠鏡があり、双眼鏡や望遠鏡の無料貸し出しもあります。パークレンジャーと一緒に鳥たちの生き生きとした姿を間近に観察することができます。
野鳥だけでなく、干潟の生きものやトンボなど、四季を通じてさまざまな生きものを観察することができ、野外でバードウオッチングを楽しむこともできます。
土日祝日には無料工作教室など楽しいプログラムがいっぱいです。
周辺一帯は、シベリアやカムチャツカから日本列島を縦断して東南アジアに向かう渡り鳥たちと、モンゴルや中国から朝鮮半島を経由し四国・九州へ横断する野鳥たちの交差点にあります。
冬に訪れるカモ類、タカ類、春・秋に訪れるシギ・チドリ類も多く、日本では珍しい鳥もよく訪れます。
世界でも2500羽程度しかいないクロツラヘラサギも毎年15〜6羽姿を見せますし、 野鳥だけでなく、干潟の生きものや昆虫も多く、トンボだけで52種類も確認されていますよ。
この時期は、渡りの途中のツバメたちが葦(よし)原をねぐらにしていて、日暮れ時になると数千〜数万羽が一斉にヨシハラに帰ってくる『ツバメのねぐら入り』を見ることが出来るんですよ。これが圧巻なんです。
「渡り鳥の交差点」山口県立きらら浜自然観察公園は、人と自然の交差点でもあります。
機会があれば是非お越しくださいね。


