
水質汚染が慢性化していた岡山城の内堀を、水面に広がるヒシの葉が浄化しています。
今日は、岡山市と岡山理科大学が共同で行っている、水質浄化プロジェクトをご紹介します。
岡山城の内堀は長年にわたり、魚貝類を死滅させたり、水質悪化させるなどの被害をもたらすアオコが大量発生。それに伴って、汚水に住む蚊の幼虫ボウフラの発生、ヘドロによる悪臭…水質汚濁は年々深刻化していました。
そんな堀の汚染を解決すべく、市と大学がタッグを組んで、このプロジェクトが始動したのです。
スタートした2008年は植物が育たないほど塩分濃度が高い状況。まずは、岡山城の側を流れる岡山の三大河川の一つである旭川から、ポンプで水を送りました。
そして3年前からは、アオコの発生を抑えることが期待されるヒシの繁殖を開始。その翌年からはアオコの発生を見ることなく、ヒシも増殖していきました。
今では透明感のある美しい水に恵まれています。魚、海老、蟹など様々な生き物が棲みつくようになり、時にはヒシの葉の上を鳥が舞う光景も見られます。
城のふもとは、以前悪臭で悩まされていたとは思えない程、気持ちよく散歩が楽しめます。まるで水辺のオアシスのようです。
薬剤を使ったり機械を置くことなく、自然の力で水環境がどんどん良くなってきています。今月下旬には、内堀を覆うヒシの葉を枯れて堆積する前に回収し、それを基に今年度はどんな風に水質環境が変化しているか、大学側が研究を進めていきます。
岡山市と理科大学のプロジェクトに、今後も注目です!


