
佐賀県唐津市七山の標高600mの山あいに広がる「樫原湿原(かしばるしつげん)」。
ここは「九州の尾瀬」とも呼ばれ、美しい湿地帯に、およそ60種類の珍しい植物が息づき、昆虫や野鳥の楽園となっています。
四季を通じて様々な表情を見せてくれる景勝地でもあり、特に8月は、サギソウの真っ白な花が湿原を彩っています。
国の準絶滅危惧種に指定されているサギソウは、その名の通り鳥が翼を広げているような姿をしていて、大きさは3センチほどと小さく、その可憐さに思わずため息が出るほどです。
こうした貴重な生態系を守るため、保全活動に取り組んでいるのが、地元のボランティアグループ「樫原湿原を守る会」の皆さんです。
湿原の魅力をもっと知ってもらおうと現地でガイドをされていて、時には、『もしもうっかり苔を踏んでしまうと、もとに戻るのに「1踏みで10年」かかる』といったマナーアップにつながる豆知識も教えてくださいます。
案内をうけながら湿原を巡ると、自然への親しみが一層増しますよ。


