
これから実りの秋、収穫の秋を迎えます。きのこ類も美味しくなるシーズンです。
大分からは、シイタケを栽培するのに欠かせない“世界農業遺産に認定されたクヌギ林とその地域の環境”について紹介します。
大分県では、今年5月30日、クヌギ林を含む県の北部・国東半島宇佐地域が『世界農業遺産』に認定されました。
国東半島宇佐地域は、九州の北東部に位置し、瀬戸内海の南端に突き出した丸い半島を中心とした4市1町1村で構成されています。
大分県でのクヌギの蓄積量は、全国の約22%で日本最大。
中でもこの地域は、森林面積に占めるクヌギ林の割合が11.2%を占めていて、クヌギを利用した原木シイタケ栽培が伝統的に行われています。
クヌギの木は、伐採しても切り株から、新しい芽が出て、約15年でシイタケ栽培に適した大きさに再生するそうです。
そのまま放置しておけば、林は荒れてしまいますが、雑草などの下草刈りなどの手入れにより、里山の環境や景観を守っています。
こうして木の伐採と再生が繰り返されることにより、森の新陳代謝が促されます。
また、クヌギなど広葉樹の落葉は、やがて腐葉土となり、水を蓄えます。
その水により、ため池を通じて下流の田んぼなどが支えられているんです。
クヌギ林を守ることが、この地域の環境を守ることにつながっています。


