
福岡市のお隣、糸島市にこのたび「木の駅 伊都山燦」という施設がオープンしました。ここは、木材の集積所で、糸島市はもちろん、市外からも搬入出来ます。
ここに集められた木材は市場価格で買い取ります。建築用であれば(建築用材)1立方メートル約8000円、チップ用であれば(端材)1トンを約2000円で買い取ります。
さらにここに、市内の森林から搬出されたチップ用の材なら、市内で使える商品券、3000円分が1トンあたりに上乗せされます。
糸島市にある人工林は6千ヘクタール。その内、6割が放置林となってしまっています。過去3年間で、780ヘクタールが間伐されたものの、木材が搬出されたケースはこの内の3.3%たらず。
どうして、切り出しても運び出さないのか。それは運び出しても、労働に見合った価格で間伐材が売れないからです。運び出すほど、所有者の負担は増えるばかり。間伐はするが運び出さない。そんな悪循環になってしまっているそうです。
そんな現状を打開するべく開設された、「木の駅 伊都山燦」。これまで搬出を渋っていた所有者や林業者も「大きな額ではないが、これで晩酌程度のお金になる」と好反応。持ち込むのは、森林を手入れされる所有者や林業従事者に加え、激しい松枯れを軽減させるために、次の松枯れの発生源となる枯れた松も買取ります。
豊かな森林の実現に向けて、糸島市では「山仕事が生業の助けになる仕組み」を模索しています。


