
東日本大震災発生後、福島県内の有志で立ち上げた「福島ひまわり里親プロジェクト」。
ひまわりの種を購入した「里親」が各地で花を咲かせ、種を採取し、また福島へ送り返し、全国と福島の絆をつくる活動です。
復興のシンボルとして福島県内に植えて観光地化したり、油の採取作業に関わる雇用を創出したり、農地の荒廃を防いだりするなど、様々な目的があります。
岡山でも様々な個人・団体が関わっていて、中高生たちも里親となって積極的に取り組んでいます。
岡山市にある山陽女子中学校・高等学校では、高校3年生の田邊来菜さんと倉田幸さんが中心となって活動しています。6月中旬に動き出した2人は、企画書を作成したり、生徒会や先生に相談したり、在校生へ協力を呼びかけたりするなど、校内へ熱心に働きかけます。
予算の無い中でありながら、学校で使われなくなった土やプランターを利用するなど、知恵を絞って準備を進めました。
思いに賛同してメンバーやボランティアが約20人集まり、7月下旬に播種。夏休みの間も交代で水やりしながら大切に育てました。9月には約80株の花が満開に。今は種を乾燥させていて、8000粒を超える種が収穫できる見込みです。
この種と共にメンバーは、年明けに被災地を訪れる計画を進めています。被災地の現状を知り、持ち帰った情報を発信するためでもあります。
山陽女子中高生たちは、この取り組みに“「私たちにもできる復興」〜ひまわりでつなぐ〜”とサブタイトルを付けています。
「“里親”となり、被災地への関心も今まで以上に高くなっている。少し種を学校に残し、来年以降も毎年校内に咲かせて、震災を風化させないようにしたい。そのためにも、積極的に後輩を巻き込んでいきたい。」と、田邊さん。
懸命に取り組む彼女たちの熱い思いも、ひまわりの種と共に福島へ、そして次の代へ繋がっていくことを期待しています。


