
秋田県内陸南部、羽後町の畳職人、和賀正治さんは、稲わらを畳製品として有効活用した「エコ畳」の製造を通じて、野焼きによる稲わらスモッグの減少や、廃棄物の減量を図るとともに、製造マニュアルを策定して業界にPRしエコ畳普及活動を進めています。
こうした活動などが評価され、秋田県環境大賞を受賞しています。
稲わらは稲収穫後の藁で、野焼きで処理するとスモッグが発生。秋の夕暮によく起こる、冷たい空気が上、暖かい空気が下という気象現象の影響で、煙が上昇しないのが稲わらスモッグです。
帰宅ラッシュ時の視界不良など交通傷害が起こり、喘息など呼吸器の病気を患っている人は苦しいそうです。一方で、住宅ニーズの変化で和室が減少、使用済み畳は年間30万畳。その一部を再生資源として活用すれば廃棄物の減量になります。
さらに、農業副産物の稲わらを畳に活用すれば、野焼きによる稲わらスモッグも減少。廃棄物減量とともに環境にもいいですね。
エコ畳は、稲わらと古い畳の再生稲わらによる二重構造です。
秋田県リサイクル認定製品になっており、平成21〜23年、県の施設に1,289畳が納入されています。
和賀さんは、他県の業者にも紹介し、福島・石川・宮城県でリサイクル認定を得ています。


