
佐賀平野を網の目のように走る、農業用の水路「クリーク」。
そのほとんどの土手の部分は土を盛って作られていて、雨や増水で削られたり、土にヒビが入ったりと、安全上にも問題があります。
土の崩壊を防ぐために使われているのが、佐賀県産の間伐材です。
これまでの護岸工事では、コンクリートでブロックが作られていましたが、これを間伐材で柵を作る方法に変えたことで、工事期間も短くなり、費用も抑えられるようになりました。
しかも、景観に溶け込み、自然にも優しい工事と言えます。
また、材料が木なのでコンクリートに比べて耐用年数が短くはなるものの、その分、作り直す際に新たな間伐材を使えることから、一度きりではなく、定期的に山の保全ができます。
総延長1,500キロメートルといわれる佐賀平野のクリーク。
現在補修に取りかかっているのはそのうち855キロメートルで、このために、2万2,000立方メートルの間伐材が使われるんだとか。
工事を通して、防災、そして県産の間伐材活用促進と、大きなメリットが生まれています。


