
徳島市の東の海岸、沖洲(おきのす)海岸は、企業誘致のため埋め立てられて現在ではわずかしか残っていません。
さらに、高速道路の建設や緑地の整備のために今後、埋め立ての計画もあります。
しかし、海岸に生息する小動物が環境省のレッドデータブックに指定されているため人工海浜を作るなどして保護活動が行われています。
この小動物は、「ルイスハンミョウ」といいます。
成虫での体長は2cmほどで、湿った砂地に生息しています。その姿を見ると、昆虫のカミキリムシのような形をしています。
瀬戸内海や九州沿岸の一部の干潟にしか生息していないとされまして、四国では吉野川河口など一部でのみ確認されています。
徳島県では2007年、このルイスハンミョウの生息地と、市民の憩いの場にしようと26億円をかけて海岸の近くに人工海浜を造成しました。
そこに、「引っ越し」して現在保護しています。
人工海浜では、4年前には49匹が見られましたが、次第に減少し1ケタの確認にとどまっています。
理由としては、台風の影響があったと考えられています。
ここ沖洲海岸では、自然との共生の中で、生態系を人工的に保全しようと、粘り強い取り組みがなされています。

