
先月、福井県越前町小樟(おこのぎ)の海岸沿いに、世界で初めての人工ブローホールを使った波力発電設備が完成しました。人工ブローホールとは「潮吹き穴」という意味です。
そのブローホールを使った波力発電は、海岸沿いの岩盤に穴を掘り、穴の中に出入りする波の上下動で起きる風でタービンを回転させて発電する仕組みになっています。
日本海の強い波や、波力発電施設に適した地形のある越前町で、昨年12月からブローホールの掘削工事をしていました。直径1・4メートル、長さ約50メートルの穴を海面に向かって斜めに3本貫通させ、タービンや計測室なども設置。これまで国内で実験された複数のタイプの波力発電よりも人工物が少ないため、建設費や維持管理費を抑えることができ、環境にも優しいということです。
これから来年3月まで、毎日24時間稼働させ、発電量や効率などのデータを取ります。最大30キロワットの出力が可能ということです。


