
農林水産省は、この度「バイオマス産業都市」として新たに全国から6地域を選定し、九州で初めて、福岡県みやま市、大分県佐伯市、佐賀県佐賀市が選ばれました。
各地で様々なバイオマス活用の取り組みがあるなか、佐賀市でも、ごみや下水の処理水などを使った6つのプロジェクトを行っています。
なかでも注目されているのは、ごみを燃やした排ガスから、二酸化炭素を分離回収して、農作物栽培などに活かす取り組みです。
つまり、植物の光合成に欠かせない二酸化炭素を、清掃工場の排ガスから取り出して使おう、というものです。
佐賀市の清掃工場の敷地内には、純度の高い二酸化炭素を取り出す装置と、小さな植物工場が設けられ、ここで10月からレタスの水耕栽培実験が始まりました。
装置から、外気の約2.5倍の濃度の二酸化炭素を直接パイプで送り、オーロラリーフとサラダ菜を栽培しています。
濃度が高い二酸化炭素で育てると、生育期間は短く、糖度も高くなることが期待されています。
今後、レタスの成分を調べ、有効性・安全性が確認できれば、さまざまな農作物の栽培や、藻類の培養に活用される見込みです。
ごみを燃やした時にどうしても出てしまう二酸化炭素を、光合成に積極的に活用するのは他に例がないとのこと。実験の結果がでるのは来年になりますが、工場栽培の野菜が、すくすく美味しく育つと良いですね。


