
那覇市首里。首里城の近くにあります、首里金城(きんじょう)町の内金城嶽(うちかなぐすくうたき)境内にあるアカギの大木を紹介します。
御嶽(うたき)とは琉球の神話の神が存在、あるいは来訪する場所のことです。地域の祭祀においては中心となる施設で、地域を守る聖域として現在も多くの信仰を集めている場所なんですが、内金城嶽(うちかなぐすくうたき)には、樹齢は約200年以上といわれるアカギを中心に6本の大木があるんです。
かつては首里城内や城外周辺にもアカギの大木が生育していたが、このアカギの生育する場所は第二次世界大戦の激戦地でほとんど焼けてしまったんですね。まさに戦火に耐えぬいた神の木なんです。
6本のアカギの中には根本にぽっかり大きな穴の空いた物があります。これは300年間のいつの頃からかできた自然の祠(ほこら)で、この場所には旧暦の6月15日に神が降りられ、願い事を聞き上げられるという言い伝えもあるんです。
今年は戦後70年。戦火を生き延び堂々とそびえ立つアカギの迫力。そして神々しい木漏れ日。自然溢れる空間を私達は大事にしていきたいと思います。


