
国内外から広島平和記念公園の「原爆の子の像」には、毎年約10トンの折り鶴(約1,000万羽)が寄贈されています。
この世界中の人々から託された思いを大切にするため、これまで捧げられた折り鶴は長期保存されていましたが、2012年2月から方針転換を行い、再生化する取り組みを開始しました。
これまで名刺や包装紙、8月6日に行われるとうろう流しの灯篭、そしてカレンダーも再生紙で作られました。
そして、今年の3月、広島市内のとある高校の卒業式で、折り鶴再生紙を用いた「卒業証書」が授与されました。これはこの高校に通う生徒が、広島市による折り鶴再生モデル事業に強い関心を示し、活用の具体案の一つとして提案して実現したものです。
この想いはさらに広がり、被爆70年の今年度から広島市立のすべての幼稚園や小中高、特別支援学校で、この折り鶴の再生紙で作られた卒園・卒業証書を授与することになりました。
これからの時代を担っていく子供たちが、ヒロシマの心を手に旅立つ、素敵な取り組みだと思います。


